トップページ > モンスターケーブルの実力を検証する | 作・編曲家の宅見将典氏が音質の変化をチェック!

モンスターケーブルレビュー

2000シリーズはノイズの影響も一切ないし、とにかく音がクリア

──宅見さんはモンスターケーブルの楽器用ケーブルを使っているそうですね。

宅見:はい、SP1000-I-21Aというシールドを使っています。色々試してみたんですけど、ケーブルが太いという安心感がまず大きかったですね。最初はケーブルには全然こだわりがなくて、安物を使っていたんですよ(笑)。でも、やっぱり質の高いケーブルを使っていると、音質がいいのでギターを演奏している時の気持ちが違うというか、モチベーションが上がるんですよね。それは、最終的に楽曲にも必ずフィードバックされるわけですから、ケーブルにはこ だわった方が絶対にいいと思います。

──今回はモンスターケーブルのSTUDIO PRO 2000シリーズ(以下、2000シリーズ)と、PERFORMER 600シリーズ(以下、600シリーズ)の、楽器用ケーブルとマイクケーブルを試してもらいましたが、まず試奏環境を教えてください。

宅見:マイクケーブルを試奏する際は、マイクはノイマンU87Aiを使って、マーティンのアコギでレコーディングしました。マイクプリはニーヴ1073、コンプはユニバーサル・オーディオの1176で、プリズム・サウンドのLyra2というオーディオインターフェイスを通してPro Toolsに録音しました。楽器用ケーブルを試奏する際は、ギブソン・レスポールをケンパーProfilling Amplifierというアンプに直でつなげてLyra2経由で録っています。

──それぞれの印象をお聞かせください。

宅見:まず2000シリーズのマイクケーブルは、ルックスからして音が良さそうですよね(笑)。プラグ部分に金メッキ処理が施されていて、ジャックに挿した際の密接度もかなり高いです。少し強めに押し込まないと入らないくらいで、ホスピタルグレードの電源ケーブルみたいです。実際の音も、かなりしっかりしていてビックリしました。特にアコギでカッティングをした時の粒立ちというか、明るい部分が際立つんですよね。ですので、音の輪郭がハッキリ聴こえます。外部ノイズの影響も一切ないですし、とにかくクリアでした。低音部分もヘンにブーストされていないし、後でEQで削る必要もなさそうな印象です。

──では、600シリーズのマイクケーブルはいかがでしたか?

宅見:2000シリーズより、少しハイが落ちる印象はありました。ダイナミックレンジは非常にフラットで、悪くはないんですけど聴き比べるとやはり2000シリーズに軍配が上がりますね。ただ、これはあくまでも2000シリーズと比べての意見で、実際に音質は十分なレベルに達していますし、外部ノイズの影響も少ないので宅録で使うにはピッタリだと思います。

600シリーズはローが出るのでクリーンのカッティングに向いている

──ところで、楽器用ケーブルの方はいかがでしたか?

宅見:2000シリーズの方がハイのヌケが良くて、クランチとかの歪み系のエレキギターのツブ立ちを際立たせてくれると思いました。逆に600シリーズはローが出ているので、クリーントーンのコードカッティングに向いているのではないでしょうか。ただ、歪み系のギターだとかなりローがブーストされるので、ミックスダウンの時にしっかりEQでローカットする必要がありますね。ギターの音質に合わせて両方を使い分けるのもありだと思います。

──今回、試奏したケーブルは、それぞれどんな用途で使うのがオススメですか?

宅見:ライブ用として使うのであれば、太くて重い2000シリーズよりも、600シリーズの方がいいかもしれないですね。レコーディングの場合は、やはりクオリティの高い音で録音するのが大前提ですから2000シリーズをオススメします。もちろん、予算との兼ね合いもあるとは思うんですけど、宅録環境で安いケーブルを使うと、どうしてもノイズの問題がありますからね。ノイズの影響を避けたいのであれば、2000シリーズや600シリーズを使った方が有利だと思います。

──向いているジャンルはありますか?

宅見:先ほども言った通り、2000シリーズの楽器用ケーブルは高密度の歪んだギターを録りたい人、600シリーズの楽器用ケーブルはクリーンなカッティングギターを録りたい人にオススメです。マイクケーブルの方は、どちらもジャンルを問わず、存在感のある音で録れると思います。ケーブルは、楽器の音をダイレクトに送るツールですから、せめて楽器やマイクの最初の入力部分に使うケーブルは奮発して投資した方がいいですよ。いいケーブルにグレードアップすれば演奏のパフォーマンスも確実に良くなりますし、作品の質も上がってくると思います。


宅見将典氏

タクミ マサノリ

2000年にロックバンド「siren 」のドラマーとしてデビュー。バンド在籍時より他アーティストへの楽曲提供を行ない、2003年にバンドを脱退して以降は、作・編曲やプロデュースなどをメインに活動している。これまでにEXILEやKARAなどの作品を幅広く手掛けており、最近では近藤晃央のシングル「心情呼吸」のサウンドプロデュースを担当した。

宅見使用ケーブル

宅見氏は普段からモンスターケーブルのSP 1000 -I- 21 Aというシールドをギターのレコーディングしている


STUDIO PRO 2000シリーズ


マイクケーブル


STUDIO PRO 2000マイクケーブル

音が電気信号になってケーブルを通過する際、高域よりも低域が遅く伝送される問題を独自の構造により解決しているマイクケーブル。音色のニュアンスを素直に収録することが可能だ。


●SP2000-M-10(約3m/XLR)

¥10,000前後

●SP2000-M-20(約6m/XLR)

¥15,000前後 

●SP 2000 -M- 30(約9m/XLR)

¥20,000前後


楽器用ケーブル


STUDIO PRO 2000楽器用ケーブル

圧倒的な解像度の高さと透明感のあるサウンドを持ち、世界のトッププレイヤー達がライブとレコーディングで使用しているモデル。ジャックの部分には24金のメッキが施されている。


●SP2000-I-0.75DA(約22cm/LL)

¥4,500前後

●SP2000-I-12(約3.6m/SS)

¥9,000前後

●SP2000-I-12A(約3.6m/SL)

¥9,000前後

●SP2000-I-21(約6.4m/SS)

¥14,000前後

●SP2000-I-21A8(約6.4m/SL)

¥14,000前後





PERFORMER 600シリーズ


マイクケーブル


PERFORMER 600マイクケーブル

ボーカルや楽器を選ばずに、幅広く使うことのできる耐久性の高いマイクケーブル。非常に広い周波数特性を持っており、倍音を減らすことなく豊かな音質でレコーディングできる。


●P600-M-5(約1.5m/XLR)

¥4,500前後

●P600-M-10(約3m/XLR)

¥6,000前後

●P600-M-20(約6m/XLR)

¥8,000前後

●P600-M-30(約9m/XLR)

¥10,000前後


楽器用ケーブル


PERFORMER 600楽器用ケーブル

リハーサルから本番のライブまで長時間の使用にも耐えることができるタフなシールド。モンスター独自の縒り線構造を採用しており、ボヤけないスピード感のある音質を実現している。


●P 600 -I- 6(約1.8m/SS)

¥5,000前後

●P 600 -I- 6 A(約1.8m/SL)

¥5,000前後

●P 600 -I- 12(約3.6m/SS)

¥6,000前後

●P 600 -I- 12 A(約3.6m/SL)

¥6,000前後

●P 600 -I- 21(約6.4m/SS)

¥6,500前後

●P 600 -I- 21 A(約6.4m/SL)

¥6,500前後

※以下、下部



【PERFORMER 600シリーズ楽器用ケーブル続き】

●P 600 -I- 0.75 A(約22cm/SL)

¥3,500前後

●P 600 -I- 0.75 DA(約22cm/LL)

¥3,500前後

●P 600 -I- 1.5(約45cm/SS)

¥4,000前後

●P 600 -I- 1.5 A(約45cm/SS)

¥4,000前後

●P 600 -I- 3(約90cm/SS)

¥4,500前後

●P 600 -I- 3 A(約90cm/SL)

¥4,500前後

※紹介している製品の価格はすべてオープンプライスで、上記の価格は市場予想価格です。


エレキギター

楽器用ケーブルは、ギブソン・レスポールからモンスターケーブルで直接ケンパーProfilling Amplifie(r ギターアンプ)につないで、プリズム・サウンドL y r a 2(オーディオインターフェイス)経由でPro Toolsに録音してチェックを行なった


アコギ

マイクケーブルの試聴ではノイマンU87A(i コンデンサーマイク)につなぎ、ニーヴ1073(マイクプリ)→ユニバーサル・オーディオ1176(コンプ)を通してからプリズム・サウンドL y r a 2(オーディオインターフェイス)に送り、Pro Toolsに録音した




MONSTER CLASSICシリーズとシュアSM57/SM58のバンドルパックが発売中

バンドルパック

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 ダイナミックマイクの定番モデルである「シュアSM 57 /SM58」と、ビンテージ感にあふれたルックスとサウンドを持つ「MONSTER CLASSIC」がバンドルされたセットが12月9日までの期間限定で発売される。モンスターケーブルの性能を体感したいという宅録初心者に、オススメしたいパッケージだ。

モンスターケーブル

宅見's VOICE

 

 MONSTER CLASSICは思ったよりもローがしっかり出るので、例えばギブソンのアコギを荒々しくストロークしたりとか、そういうロックなサウンドを録るのに向いていると思いました。あと、女性ボーカルを録るのに使うのも良さそうですね。シュアSM 57とSM 58とバンドルされているということで、入門用モデルとしても最適だと思います。これを使ってみて、一般のケーブルとの音の違いを感じることができたら、さらに上位モデルを試してみることをオススメします。




問:(株)オールアクセス(http://allaccess.co.jp/monster/

TEL:03-5456-5032