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多機能・高音質でありながら使いやすさも徹底追求したモデル

ボス

DD-500

オープンプライス(¥30,000前後)


DD-500は、32ビット処理の圧倒的な高音質と、12種類のディレイモードでバリエーション豊かな音作りを実現した、ボスならではのエフェクターへのこだわりと技術を結集したモデルだ。また、視認性の高い大型LCDディスプレイと、ツマミによる直感的かつユーザーフレンドリーな操作性も本機の大きなアドバンテージとなっている。

試奏:栗原 務

DD-500

 インプットから、内部演算、アウトプットまで完全32ビット/96kHz処理という、従来のペダルタイプのディレイの常識を打ち破る圧倒的なサウンドクオリティを持っているのが、このDD-500です。
 他のボスのペダルエフェクターとは異なる形状のフットスイッチを3つ装備している筐体には、単体のディレイとしては異例とも言える大型のLCDディスプレイが搭載されています。バンクやパッチの切り替えを行なった際に、ディレイタイムやテンポなどの数値やパッチ名などが大きく表示されるので、今DD-500がどんな状態なのかがひと目でわかり、ユーザーが求めるサウンドに簡単にたどり着くことができるように工夫されています。なお、音色を本体に最大で297個まで保存できるうえに、豊富なプリセットを内蔵しているのも特徴です。
 また、インプットとアウトプットの両方がステレオ仕様という点も特徴で、左右の広がり感を活かしてステレオ録音が行なえます。さらに、MIDI端子とUSB端子を装備しており、MIDI機器やパソコンのソフト側からパッチの切り替えやパラメーターをコントロールできます。

リアパネル

▲リアパネルには充実した端子を備えている。エクスプレッションペダル端子、MIDIイン/アウト端子の他、USB MIDIにも対応しているのがうれしい

ツマミ

▲本体の右側には、ディレイの主要なパラメーターをコントロールするツマミを装備しており、多機能でありながら、音作りは簡単に行なえるようになっている

ツマミ

▲DD-500は入出力端子が豊富に装備されているので、このイラストのように様々な機器と接続することができる。ステレオインプットに対応しているので、シンセなどをステレオで接続することが可能だ

【SPEC】 ●入出力端子:インプット×2、アウトプット×2、CTL1・2 /エクスプレッション、MIDIイン/アウト ●USBコンピュータ端子:USBタイプB USB -MIDI ●コントロール:モード(12 種類)、タイム/バリュー、フィードバック、エフェクトレベル、トーン、モジュレーション・デプス、バンク切り替えA(レック/ダブ、ループ・ホールド、バンク切り替えB(プレイ、ループホールド)タップ/CTL(ストップ)●電源:単3 形乾電池(アルカリ)×4 、ACアダプター(別売) ●外形寸法:170(W)×138(D)×62mm(H) ●重量:1kg

すべてのギタリストのニーズに応える12種類のモードを搭載

セレクター

▲本体右側に付いているツマミを回すことで12種類のディレイモードをセレクトする



 本機に搭載されたモードの中で、筆者が一番気に入ったのが、16個のディレイのレベルやパンなどを独立して設定できる「PATTERN」モードです。このモードは主に曲のテンポに合わせてリズミックなディレイサウンドを作ることを目的としていて、単純なリピートとは異なる、フレーズのように聴こえる効果を作り出すことができます。
 また、このモードでは1音ごとにショート、ミドル、ロングなどの様々なディレイタイムを組み合わせることができ、その設定にしてギターをDAWソフトにレコーディングしたところ、ディレイでありながら上質なリバーブのような心地よいアンビエント感があり、それでいて音が奥に引っ込まずに存在感があるサウンドを録ることができました。単純なディレイの繰り返しではないため、オケに自然に溶け込ませることができるのもこのモードならではの特徴でしょう。
 また、ディレイにフィルター効果を加えることができる 「FILTER」モードもユニークです。試しにギターで白玉コードを弾いて、このモードで録音をしてみましたが、シンセサイザーのパッドを思わせるような、普通のギターとはひと味違う気持ちのいいサウンドを作り出すことができました。これはアルペジオ系のプレイにも合いますし、コードのバッキングにひと味加えたい時にもオススメです。
 他にもテープエコーの効果を再現した「TAPE」や、ローランドの名器であるSDE-2000 やSDE-3000 のサウンドが鳴らせる「VINTAGE DIGITAL」、2つのディレイを同時に使える「DUAL」、そしてディレイ音の音程を変えて幻想的な効果が作れる「SHIMMER」など、レコーディングやライブで必要なものはすべて網羅されていると言っても過言ではありません。なお、12種類すべてのモードにおいて、モジュレーションやダッキング効果を使うことが可能なのも、DD-500の大きなアドバンテージと言えます。

PATTERN

▲「PATTERN」モードでは16 個のディレイ音の音量やパン、ディレイタイムなどを個別に設定ができる

VINTAGE DIGITAL

▲こちらの「VINTAGE DIGITAL」モードでは、ローランドの名器として知られるSDE-2000とSDE-3000、そしてボスDD-2を選択することができる

TAPE

▲アナログ感が欲しい時に重宝する「TAPE」モードでは、マエストロEchoplexやローランドRE-201のサウンドが楽しめる

DUAL

▲「DUAL」モードでは2つのディレイを同時に使うことができ、接続は直列と並列を選ぶことができる。写真は並列(PAR ALLEL)を選んだところだ

ボスのこだわりが詰まったDD-500の便利な機能

ツマミ

▲それぞれのディレイの設定画面には豊富なパラメーターが用意されており、細かい音作りが可能になっている。なお、実際の設定は、右側のツマミやボタンを使って行なう

ツマミ

▲ライブ中に足がツマミやボタンに触れて設定が変わってしまうのを防ぐために、「KNOB LOCK(ノブロック)」という便利な機能も備わっている

ツマミ

▲DD-500にはUSB MIDI機能が装備されており、DAWソフトに書き込んだMIDIの情報で本機のパラメーターをコントロールすることができる

ツマミ

▲フットスイッチはスタンダードな形状を持つ電子式を採用。バンクとパッチを切り替えるAとB 以外に、TAP/CTLスイッチも装備している

ツマミ
ツマミ

▲視認性のいいLCDディスプレイに大きくディレイタイムが表示されるので、暗いステージなどでもストレスなく確認することが可能だ。なお、右の写真のようにディレイタイムを音符で表示することもできる






お問い合わせ:ローランド(株)お客様相談センター
TEL:050-3101-2555
http://jp.boss.info/products/dd-500/