トップページ > 卓上型オーディオインターフェイス試聴会 | 試聴モデル1:オーディエント「ID22」

アコースティック系の音を扱うのに優れたアナログ感の強い高品位なサウンド

オーディエント

ID22



オープンプライス
(市場予想価格:¥77,000前後)
問:(株)オールアクセス
TEL:03-5456-5032
http://allaccess.co.jp/


本機は再生音のレンジがすごく広くて、高域も低域もスッキリとヌケがいいですね。生ドラムとかの響きがしっかりと聴こえて、いい意味でアナログ感が強く、言い換えれば音楽的な音質を持っています。
 それと、スピーカーで鳴らす時とヘッドホンで聴く時の音質が変わらないのが素晴らしかったです。これは、ヘッドホンアンプがちゃんとチューニングされているということですから、このようなあまり注目されない部分までしっかりと作られているのには好感が持てます。
 入力部はレンジが広くて、しっかりとした音で録れました。ギターはドッシリと太い音で、ボーカルもおいしいところを押さえた音楽的なサウンドになりますね。インサート端子が付いているので、内蔵のプリアンプだけじゃなくて、好みのプリアンプをつなげたりとか、コンプをつないでかけ録りをしたりと、応用が効くのも見逃せないです。
 シンプルな作りで各ノブの役割がすぐにわかったので、操作に迷うことはありませんでした。デザイン的にはスタジオのコンソールを意識していて、フィルターや位相切り替えスイッチもチャンネルごとにまとまっていてわかりやすいですし、作業でよく使うDim(※1)とCut(※2)のスイッチも付いています。
 見た目は2インですが、ADATオプティカルを利用すれば実質10chまで拡張できるので、例えばリハスタでマイクを数本使って生ドラムを録る際にも対応できます。生音を扱うのに十分な性能を持っていますから、これまで簡易的なインターフェイスを使っていた人が次に買うモデルとしても最適だと思います。

【製品概要】アナログ2イン/ 6アウトを備えたUSB2.0接続のモデル。クリーンで豊かなサウンドが特徴のディスクリートトランジスタを採用し、インピーダンスの影響を受けにくいディスクリート高電流型のヘッドホンアンプも搭載している。ADATによる8chのデジタル入出力も装備しており、ADAT対応の外部マイクプリを接続することで、多チャンネルの録音システムに拡張することも可能だ


iD22内の信号のルート設定や、スイッチのアサインなど、すべての機能を操作するために用意された付属のミキサーソフト。Cueやトークバック、ステレオ/モノラルの切り替えなど、モニターコントローラーとしての機能を十分に備えている



SPECIFICATIONS

●入出力:アナログ2イン/ 6アウト、デジタル8イン/ 8アウト
●入力端子:XLR/TRSコンボ(マイク/ライン)×2、TS(楽器)×1、TRS(リターン)×2、ADAT(デジタル)×1
●出力端子:TRS(ライン)×4、TRS(ヘッドホン)×1、TRS(センド)×2、S/P DIF(デジタル/ADATと共有)×1
●外形寸法:227(W)×80(H)×180(D)mm
●重量:1.44kg
●電源:付属アダプター


パネル右端には、よく使う機能を割り当てられる3つのファンクションボタンを装備しており、ミックスダウンの作業を効率良く行なうことができる


1chと2chにはセンド/リターン端子を装備。録音時にコンプなどのアウトボードをつなげられる他、好みのプリアンプのアウトをリターン端子に接続することで、本機内のプリアンプを通さずに録音することも可能だ