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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

ローランドVideo CanvasDV-7Gを使ってプロモビデオ制作に挑戦!

今やYouTubeなどの動画投稿サイトを使ってバンドのプロモーションをするのが当たり前になっているが、動画の作り方がわからないという人も多いだろう。そこでオススメなのが、誰でも手軽に動画編集ができることで人気の「ローランドDV-7G」だ。DV-7Gを使えば、バンドのPVも簡単に制作できる。今回は、「ニュー歌謡ロック」を標榜するインディーズバンド、ライハリに協力を依頼し、実際に彼らのPVを作ってみた。

ソフトと専用のコントローラーで誰でも簡単に動画が作れる画期的なシステム

ローランドVideo CanvasDV-7G

価格 : オープンプライス
(市場予想価格=¥40,000前後)
問 : ローランド鰍ィ客様相談センター
TEL : 050-3101-2555

ホームページ : ローランド DV-7G

↑専用コントローラーの「EC-1」。再生や停止を行なうボタンや、頭出しや早送りをする際に非常に便利なジョグダイヤルとジョグリング、高性能なマイクなどを備えている

↑DV- 7 G の編集ソフトは、動画編集をする際に必要な機能が1つの画面上に並んでおり、わかりやすいレイアウトになっている。上の画像は、今回制作した動画が完成したところだ

ローランドDV-7Gは、動画編集の経験や知識がまったくない人にとって、「動画制作」の世界を一気に身近なものにしてくれる画期的なシステムだ。

同製品は映像編集ソフトと専用のコントローラー、さらにはロイヤリティフリーの映像/音楽ライブラリーがセットになっており、手に入れたその日から手軽に映像作品を作ることができる。編集ソフトの使い方はシンプルで、ビデオカメラなどから読み込んだ動画や静止画の素材を、「メイントラック」というエリアに並べていくだけで映像を作っていける。また、専用のコントローラーはコマ送りや再生/停止などが行なえるだけでなく、高性能なマイクを内蔵しているので、ナレーションなどをアフレコするのも簡単だ。

mp4、mov、m4vといった動画フォーマットに対応しているので、ビデオカメラだけでなく、デジタルカメラや携帯電話、スマートフォンなどで撮影した動画を取り込むことも可能だ。音声トラックは最大8トラックまで扱うことができ、例えばライブでは、カメラのマイクの音以外に、ミキサーからラインで録音した音や、会場の雰囲気を録音したハンディレコーダーの音などを取り込んで、DAWソフト感覚で本格的に編集をすることができる。

なお、DV-7Gには、操作方法をわかりやすく解説した専用サイト「DV-7G使いこなしガイド」へのリンクボタンが付いているので、動画制作をしている途中で操作につまずいても、すぐに解決できるようになっているので安心だ。

それではまずは、完成動画から公開していこう!

今回の動画制作で使った機材

プロモビデオを制作するために、今回は以下の機材を用意した。

  • ⒶローランドDV-7Gコントローラー(映像編集に使用)
  • ⒷJUNS for DV-7G(動画編集に使用したコンピュータ)
  • Ⓒビデオカメラ(ライブとインタビューを撮影)
  • Ⓓデジタルカメラ(動画撮影機能を使ってライブを撮影)
  • Ⓔスマートフォン(動画撮影機能を使ってライブを撮影)

動画の編集作業で使用した素材

  1. @ビデオカメラで撮影した映像データ:ステージ全体とメンバー全員が写るように画角を固定して、客席後方から定点撮影した。
  2. Aデジタルカメラで撮影した映像データ:ステージに向かって右側の客席から、主にボーカリストを中心に撮影した。
  3. Bスマートフォンで撮影した映像データ:スマートフォンを横向きにして、ステージに向かって左側の客席から引き気味でステージ全体を撮影した。

なお、音声はビデオカメラに搭載されているマイクで拾ったデータを使用している。他にも動画に挿入するバンドのシングルのジャケット写真(下の2枚)などを用意した。

工程1 ライブシーンとインタビューシーンの撮影を行なう

今回は、ビデオカメラとデジタルカメラ、そしてスマートフォンを使って、左の図のように3方向からライブシーンの撮影を行ない、それらの素材とインタビュー映像をDV -7Gで編集して1本の動画として仕上げてみた。

撮影をする際のポイントは、メインとなるビデオカメラの映像だ。これさえしっかり撮影できていれば、あとはデジカメやスマホの動画を合間に加えていくだけで、本格的なプロモビデオが仕上げられるのだ。

ライブシーン

↑メインカメラであるビデオカメラは、客席の後方に三脚を使ってセットして定点カメラとして使った。また、このカメラが音声を収録する役割も担っているので、入力レベルの調整も入念に行なった

↑スマートフォンで動画を撮影しながらズームをするのは難しいので、画角を固定して左側から撮影した

↑動画機能付きのデジタルカメラの望遠レンズを使って、バンドの顔であるボーカリストを中心に撮影した

インタビューシーン

↑音楽番組のような雰囲気を加えるために、ライブ映像の途中にインサートするバンドのインタビューシーンも撮影した

音質にこだわるのならハンディレコーダーを使って音声をレコーディングしよう!

もっといい音でバンドの演奏を動画に入れたいならば、高性能なハンディレコーダーを使って、音声を別に録音しておくといい。写真のローランドR- 05 は小型軽量にも関わらず、高音質なステレオマイクを内蔵し、24ビット/ 96kHzのリニアPCM 録音が可能なモデルだ

工程2 撮影した素材を使ってDV-7Gで動画を編集していく

新規プロジェクトを作ってプロジェクト名を決める

DV-7Gの映像編集ソフトを起動したら、「新規プロジェクトを制作します」をクリックして、次に現われる画面にプロジェクト名を入力してから「OK」をクリックする。ちなみに、ここではプロジェクト名をバンド名と同じ「ライハリ」にしてみた

素材パレットに動画や画像を読み込ませる

使いたい動画や画像をDV-7Gに読み込むには、パソコンや外部メモリから素材を「素材パレット」にマウスでドラッグ&ドロップして読み込ませるだけでOKだ。動画ファイルは「ビデオ」タブに、画像は「静止画」タブにそれぞれ読み込ませる

「メイントラック」にメインカメラの映像を挿入する

必要な素材の読み込みがすべて完了したら、まず最初に、メインカメラを使って正面から撮影したライブステージの動画素材を、「素材パレット」からドラッグ&ドロップして「メイントラック」に挿入する。今回はこの映像をメインにして、合間に左右のアングルからの映像や、バンドのインタビューの模様などを挟むことでプロモビデオ仕立てに仕上げていく

映像の不要な部分を分割して削除する

次に、「分割」ボタンで映像を分割し、不要な部分を選んだ状態で「消去して後ろをつめる」ボタンか「消去して後ろをつめない」ボタンをクリックして削除する。前者は演奏が始まる前の部分をカットしたい時などに使い、後者はカットした部分のスペースを空けておきたい時などに使う。なお、映像の切れ目は、音をフェードアウトしておく

↑音のフェードアウト

↑分割ボタン

↑消去して後ろをつめないボタン>

↑消去して後ろをつめるボタン

アーティスト写真をインサートパレットに読み込む

ビデオのオープニングに、バンドのロゴ入りのアーティスト写真(アー写)を入れたいので、写真をインサートパレットにドラッグ&ドロップして、「メイントラックにまとめる」を選択する。これで、先ほどメイントラックに読み込んだライブ映像とアー写を統合することができる

写真と映像の切り替え効果を挿入する

DV- 7 Gには、動画をカッコ良く仕上げられる様々なエフェクトが用意されている。ここでは場面が切り替わる部分を自然につなぐことができる「切り替え効果」から、本の表紙をめくるようにして画面が切り替わる「ページ・フリップ」という効果をセレクトした

アーティスト写真にモーション効果を付ける@

また、DV-7Gには撮影した動画や静止画を後からズームイン/アウトできる「モーション」という便利な機能も搭載されている。ここでは変化のないアー写にこの効果を使って、動きを出してみよう

アーティスト写真にモーション効果を付けるA

モーションは、「スタート」と「エンド」の画角を指定することで、徐々にズームイン/アウトをさせることなどができる。ここでは、「ライハリ」というバンドのロゴのズームから、アー写全体へとズームアウトさせてみた。これだけで静止画に動きが出るのだ

アングル違いの映像とメインの映像のタイミングを合わせる

次にスマートフォンで撮影したアングル違いの映像を、メインの映像に組み合わせた。2つの映像のタイミングを合わせるには、音声の波形を見比べるとわかりやすい。そこで、まずアングル違いの映像を「音声トラック2」に読み込み、表示された波形の位置をメインの波形と合わせた

アングル違いの映像の不要な部分を削除する

 ←消去して後ろをつめないボタン

波形の位置が合ったら、アングル違いの映像をインサートトラックに移動する。次に、映像を確認しながら不要な部分を「消去して後ろをつめない」ボタンで削除していき、残った必要な部分をメイントラックに統合する

インタビューの映像を編集パレットに読み込む

続いて、バンドのインタビュー映像を編集パレットのインサートトラックに読み込む。今回のインタビューではモノラルマイクで音声を録っているため、このままでは左側からしか音声が再生されない。それを防ぐために、「音声効果」から「ミキサー」をドラッグ&ドロップしておこう。こうすることで、インタビューの音声の定位が自動的にセンターになる

テキストや画像を入れるための「タイトラー」を起動する

DV-7Gは、タイトルやエンドロールなどの文字を動画に重ねることも簡単にできる。ここではインタビュー映像にバンド名とメンバーの名前などのテロップや、ジャケ写などの画像を挿入してみた。操作はまず「T」マークの「タイトラーを開く」というボタンをクリックして、「タイトラー」を起動させる

 ←タイトラーを開くボタン

インタビュー映像にテロップを挿入する

タイトラーが起動したら、左の「文字の描画」ボタンをクリックして、バンドメンバーの名前やバンドのプロフィールなどを入力していく。この機能を使えば、今回のような使い方以外にも、例えば曲に合わせて歌詞を入力するといったことも可能になる

 ←文字の描画ボタン

バンドのロゴやジャケット写真を挿入する

タイトラーにある「外部取り込み」ボタンを使えば文字だけでなく、ジャケット写真やバンドロゴなども映像の好きな場所に貼り付けることができる

テロップやジャケット写真などを編集パレットに移動する

テロップや写真はたんに入力や取り込みをしただけでは、編集パレットに表示されない。そこで、「タイトルパレット」からメイントラックの「タイトラートラック」にテロップや写真をドラッグ&ドロップして移動する

ライブ映像から音声ファイルを作成してBGMにする

次に、インタビュー映像にBGMを付ける。ここでは、「同録音を抜き出し音声素材をつくる」という機能でライブ映像を音声のみのファイルに変換して使用してみた。インタビュー中のメンバーの発言が埋もれないように、BGMは音量を抑えめにする。DV-7Gは最大8つのオーディオトラックが使えるので、こうした複数の音声の編集も自由にできるのだ

CDから音声ファイルをインポートしてBGMにする

DV-7Gでは、CDからオーディオファイルを直接読み込める。ここでは、インタビュー中でバンドのCDを紹介する際に、そのCDに収録されている音源を流すために、曲の音声ファイルを取り込んだ

インタビュー映像にモーション効果を付ける

インタビュー中はバンドのメンバーを固定カメラで撮影していたため、映像にあまり動きがない。そこで、STEP8と同じ要領で動画にモーション効果を付けてみた。このように撮り終えた動画を後からズームイン/ズームアウトできるのは非常に便利だ

完成したビデオを書き出してYouTubeにアップする

↑プロジェクトが完成したら、
「保存」ボタンをクリックする

プロモビデオが完成したらプロジェクトを保存して、動画ファイルに書き出してからYouTubeにアップすれば、すべての作業は完了だ。なお、書き出しの際のフォーマットとサイズはMPEG2の1280×720がYouTubeに最適だ

JUNSから、DV-7Gを使うのに最適なシステムが発売中!

動画の編集はサイズの大きなデータをたくさん扱うため、パソコンのスペックは高いに越したことはない。そこでオススメしたいのが、DTM用PCなども制作しているJUNSから発売中の「JUNS for DV-7G」だ。これはDV-7Gを使用するのに最適化されたPC本体をはじめ、21 . 5インチのディスプレイ、2chのスピーカー、そしてDV-7Gなどがセットになった製品で、購入後すぐに編集を開始できる。価格は¥248,000。
詳しくは、http://www.juns.jp/video/vs_roland.htmlまでアクセス!

Profile ライハリ

東京を中心に活動を展開している4人組のロックバンド。「ニュー歌謡ロック」をサウンドコンセプトに掲げ、どこか懐かしく感じる歌謡曲の要素と、洗練されたJ-POPを融合させた新しい音楽の世界を表現している。アグレッシブでパフォーマンス性の高い演奏スタイルと、多彩な楽曲が最大の特徴で、幅広い年齢層から支持を集めている。バンドについての詳しい情報は、http://raihari.com/ まで ライハリ