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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

織田哲郎×山下祐一郎(株式会社マインドピース)特別対談

トッププロが語る音楽配信の魅力

プロミュージシャンの多くが配信によって作品をリリースしているが、中でも織田哲郎はアップルのiTunesStoreのみならず、自らのサイトでもダウンロード販売を始めるなど、配信を積極的に活用している。彼と、その配信システムをサポートしている(株)マインドピースの山下祐一郎氏に、配信の魅力を語ってもらった。 取材:編集部 写真:桧川泰治

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(左)織田哲郎

ミュージシャン/作曲家/プロデューサー。
B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」で日本レコード大賞を受賞。1992年に自身の「いつまでも変わらぬ愛を」がミリオンセラーになり、昨年にはその新録バージョンを配信リリースしている

(右)山下祐一郎

ホームページ向けの音楽配信システムの開発や、iTunes Storeへの楽曲登録のサポートを行なっている株式会社マインドピースの代表取締役。音楽配信以外にも、電子書籍の制作や、著作物管理流通システムの開発も請け負っている

「もうすぐ配信だけになる」と15年前から話をしていた

──音楽配信について、織田さんはどのように考えているのでしょうか?

織田:正直なところ、音楽がどういう形で聴かれるかには、あまり興味がないんですね。昔はレコードだったのがCDになって、今は配信という形が出てきましたけど、人がどう音楽を聴くかとか、何で聴くか、どんなシチュエーションで聴くかが変化していっても、作る側の人間としては音楽自体にしか興味がないんです。ただ、興味がないからこそ「昔の方が良かった」とはならないし、新しい形を否定するつもりはないから、何でも受け入れてみようっていうスタンスなんですね

山下:私が現在のようなお仕事をするようになったのは、iTunes Storeに曲を配信するお手伝いをさせていただいたのがきっかけなんですけど、まだ音楽配信が黎明期と呼ばれていた5〜6年前って、メジャーシーンで活躍されていたミュージシャンの方ほど「配信なんて」とか「音質がどうだ」とか「配信はCDのオマケみたいなもの」っていう意識が強かったんです。ですから、今のお話は、いい意味で意外な感想を聞けた感じがしますね。

織田:そうですか。15年ぐらい前から、ボクだけじゃなくて周りの人間も、「もうすぐ配信だけになっちゃうよね」っていう話をしていましたけどね。逆に、思っていたよりも、配信だけになっていないなって思うぐらいです。

山下:配信を始めてみて、何か変わったことってありますか? 例えばファン層が変わってきたとか。

織田:配信を始めたことで特に何かが変わったとかっていうのは、ボクの場合はないですね。そういうことがある人っているんですか?

山下:配信になったことで、曲の単価が安くなったというような声はありますよね。でも、今はツイッターとかフェイスブックとか無料で情報を拡散できるツールも色々とありますしね。

織田:そうですね。無名のミュージシャンでもYouTubeとかニコニコ動画なんかが使えるし、実際に日本でもニコ動発のヒット曲なんてのがあるわけで、そういう配信の形をうまく使えれば、インディーズからの世界的なヒットも考えられるから、前向きにとらえれば楽しいことなんじゃないかな。

山下:でも、配信ってCDをプレスしなくていいので、手軽にできると思って、パッと売れるもんだと錯覚しがちなところもありますよね。

織田:昔も、デビューしたらすぐ売れるとみんな思っていたからね(笑)。

山下:やはりインディーズのミュージシャンは、これからもライブ活動でファンを集めていくのが軸になるのかなと。そこに配信とかツイッター、フェイスブックとかをうまく融合させていくべきだって考えていたところで、ちょうど今回「織田哲郎オフィシャルショップ」の導入をサポートさせていただいたんですが、最初は「え、あの織田さんがMP3をダウンロード?」って、とてもビックリしました。

織田:そんなにビックリすることじゃないですけどね(笑)。フェイスブックにしてもツイッターにしても、例えば連絡が取れなくなっていた人からの連絡があるのは面白いし、ツイッターは去年の震災があったりで、その時はいろんな形で活用できたけど、自分の性格的にはあんまり向いていないと思っているんです。ただ、ボクの友達にもツイッターを熱心にやっているアーティストがいて、そういうヤツはそこから何かが膨らましていくこともありますね。リアルであまり接触がなかった人同士が、ツイッターを通じて何かやってみようっていうケースがあるんで、それはすごく面白いと思います。

山下:いわゆるバーチャルなところでやり取りがあって、それが実際のリアルな活動につながるんですね。

織田:そうですね。彼らは実際に会うこともなく作り上げたものを、ネット上で発表していますからね。そういうのを見て、「あー、なるほどそういうこともできるんだな」って。ボクはそこまでリアルとバーチャルの間のフットワークがいい人間でもないんで、ツイッターとかで何かやることになったら、「1回会おうか」って言うだろうけど、今はバーチャルの中だけでも音楽が成立するわけですよ。レコーディングもデータのやり取りだけで行なえるし、活動範囲も国内だけに縛られないから、面白い時代になったと思います。

山下:配信を意識して、音楽制作のやり方が変わったということは?

織田:「配信だから」っていうのは特になくて、配信になったことによってガッカリしていることも多いんです。ほとんどの人がイヤホンかパソコンのスピーカーで音楽を聴くから、本質的にいい音にこだわり過ぎても虚しくなる部分があるわけです。ボクは「一番いい環境で聴いた時に、いい音だと思えるようなものを作るぞ」って思っているけど、こればっかりはしょうがないですね。ただ、ボクが子供の頃にいい環境で音楽を聴いていたかと言えばそうじゃなくて、よく聴いていたのはモノラルのスピーカーのラジカセだったりするわけです。それでも、やっぱりカッコいい音楽はカッコ良かったわけだから、自分としては「今できる一番いい音を作ろう」と思っていますね。

山下:これからミュージシャンを目指してメジャーデビューを考えている方々も、今の環境に合わせていくために「やることはやる」ということが大事だと思うんです。織田さんも、ツイッターとか、ご自身の織田哲郎ショップを時代に合わせてやっていますよね。

織田:ボクの友人にも「配信はやらない」ってCDしか作らない人はいるけど、それはそれでいいと思うんです。ただ、ボクは自分がやったことがないことに対して想像だけでものを言うのは嫌いだから、配信にしてもまずやってみる。配信だからこそ、世界中の人から急に注目されて売れるようなことがありえるわけで、そのための戦略を考えていけたら面白いんじゃないかって思います。

今はYouTubeがプロモーションの場なんです

山下:ちょっと発想を転換して、例えば配信をプロモーションとして考えてはどうかと思うんです。配信で儲けるのは少し厳しいけど、プロモーションとして割り切ってしまうのはどうかなというのを、いろんなところでお話したことがあったんですが。

織田:配信をプロモーションとして考えるのは難しいかもしれないですね。やっぱりプロモーションはタダじゃないと。今はYouTubeがプロモーションの場なんですよ。でも、CDをまとめて買うよりは配信の方が垣根が低いから、手に取ってもらうための手段としてはいいんじゃないかな。「とりあえず1曲だけ」みたいに。例えばまんじゅうを一箱2000円で売っていたのを1個100円で売って、気に入ってもらえたら2000円の箱で買ってもらえるかもしれないよ、みたいなものとしてはいいと思います。

山下:1曲買ってもらった後に、他の曲も買ってもらえるかどうかは、作る側のがんばりにかかってきますね。

織田:難しいですけどね。昔はアルバムの中に遊び的な曲が入っていても良かったんです。同じアルバムを100回くらい聴いていると、その遊びが良く思えてくることもあったけど、今は1曲の最初の10〜20秒がつまらなかったらもう終わりで、それで手に取ってもらえなかったりするんですよ。

山下:アルバムっていう概念がなくなりつつあるのかもしれないですね。作る側はアルバムのコンセプトを考えますけど、買う側はそんなことはどうでも良くて、いい曲をつまみ食いするように聴いてしまう。配信サイト運営業者に質問をしたことがあるんですよ。例えば、アルバムの中に勝負曲が2曲あったとしたら、「片方を単曲でダウンロードでき、もう1曲はアルバムを買わないとダウンロードできない」という設定にできますかって聞いたら、「やろうと思えばできる」と言われたんです。こういった工夫を少しでもやっていけば、みんな勝負曲を2曲作るようになるかなって。

織田:勝負曲が2曲ないとダメなんだ。大変だね、それ(笑)。

山下:最近いろんな人に言っているんです。なんでもやってみよう、いろんなことを試して、その中で良かったものには力を入れる割合を増やしていこうよって。現実として業界の垣根がなくなりつつあります。今までは一部の限られた方にしか手の届かなかった創作活動、例えばミュージシャンが電子書籍を出版したり、クリエーターが自分の声を録音して着ボイスとして配信するといった創作活動を、誰でも当たり前のように簡単にできる時代になってきています。ひと昔前には考えられませんでしたが、今後は「原盤権」という概念がなくなる、あるいは音楽業界の「原盤権」という考え方が出版業界に波及して「原版権」なんて権利が生まれる可能性だってあります。さらには、「著作隣接権」の定義を見直す流れが生まれるかもしれません。逆に、少しでもこういったことを意識しているだけで、無限の可能性を秘めた大きなチャンスをものにできる、面白い時代に突入したと言っても過言ではないですね。

(株) マインドピースが提供する音楽配信サービス

iTunes Store配信サービス「配信クン」

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↑iTunes Store

「 配信クン」は、アップルが運営する音楽配信ショップiTunesStoreへの楽曲登録を支援するサービスだ。アルバム1枚(100曲まで)の登録料金は¥9,800のみで、その後の更新料は一切不要。前の週の売り上げを速報で確認できるのがうれしい。また、オプション(¥5,000)でアルバム解説文やアーティスト写真集、アーティスト直筆のイラストや自伝などを収録した「デジタルブックレット」を作品に付けられる。

配信システム導入サービス「earth library」

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↑導入事例@=織田哲郎オフィシャルショップ

↑導入事例A=新沢音楽学校ウェブサイト

「earth library」は、自分のホームページ上でダウンロード販売などを行なうための、配信システムを提供してくれるサービスで、小規模な店舗展開から大規模なショッピングモールまで様々な運営形態に対応し、レンタル感覚で運用できるのがうれしいポイントだ。音楽作品や映像はもちろん、電子書籍の販売にも対応し、不正コピーを防止するDRMも埋め込める。織田哲郎や新沢音楽学校のウェブサイトでも、このサービスを利用している。

楽器.me からのお申込みで、今なら「¥9,800 ⇒ ¥8,800」!!!

ここまで、記事をお読みいただきまして「配信クン」に興味を持たれた方に 特典のお知らせ です!
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このチャンスを是非、ご活用いただきまして楽曲配信をしてみて下さい!

配信クン

問い合わせ

(株)マインドピース
http://mindpeace.co.jp/
配信クン
http://haishin-kun.com/
earth library
http://earthlibrary.info/
(株)マインドピースのツイッターアカウント
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