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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

マイク試奏レビュー

エンジニアの間瀬氏が「28本」のマイクをチェック!

間瀬氏による28本のマイクの試奏レポートをお届けしよう。最初に28本のマイクで 1トラックずつ収録を行ない、それを再生して比較試聴しながら、個々のマイクチェッ クを行なった。

試奏マイクブランド一覧

AKG(エーケージー) sE Electronics(エスイーエレクトロニクス) audio-technica(オーディオテクニカ) 上記ブランドについて詳しくはこちら Shure(シュア) SENNHEISER(ゼンハイザー) 上記ブランドについて詳しくはこちら LAUTEN AUDIO(ローテンオーディオ) Others(その他ブランド) 上記ブランドについて詳しくはこちら

AKG エーケージー

C 3000/低域から高域までキレイに収音でき、多用途で使えるマルチマイク

ホームレコーディングからプロのスタジオまで高い評価を獲得 し、愛用され続けているC 3000の3代目のモデルです。細部 に最新の技術を投入してあって、デザインを一新して生まれ 変わった本機のサウンドは、非常に守備範囲の広いマルチマ イクという印象です。金蒸着された1インチのラージダイアフラ ムを通して、低域から高域までがとてもキレイに収音できるの で、ボーカルやアコギに向いていますし、コンパクトなボディ の横に装備されている?10dBパッドスイッチを使えばドラムや アンプ録りにも使える実力を備えています。1本持っていると 何かにつけて重宝する、使用頻度の高いマイクだと思います。

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SPEC

■形式:コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性:20Hz?20kHz
■感度:?32dBV re 1V/Pa
■最大入力音圧レベル:140dB SPL
■パッド:0/?10dB
■ローカットフィルター:Flat/500Hz(6dB/oct)
■インピーダンス:200Ω以下
■電源:ファンタム DC9?52V/2mA以下
■寸法:最大径53mm、全長162mm
■重量:320g

C 214/名器C 414の伝統を受け継ぎながら、中域の押しがある力強いサウンドを実現

レコーディングエンジニアが基準マイクの1本に挙げる同社の C414から、指向性切り替えの機能を省くなどして低価格化を 実現したモデルです。C414と同じ1インチのラージダイアフラ ムを採用しているので、余裕のあるダイナミックレンジを再現し てくれます。このルックスから、どうしてもC414と比べられがち ですが、実際に試奏してみると、音質的にはC414よりも多少 中域の押しが強いため、ナチュラルなサウンドの中にも力強さ を感じ、C414にはない素晴らしい個性を持っていると感じまし た。?20dBのパッドとボーカル録音などで重宝するローカットも 装備しているので、様々な音源や録音方法に対応できます。

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SPEC

■形式:コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性:20Hz?20kHz
■感度:ー34dBV re 1V/Pa
■最大入力音圧レベル:136dB SPL
■パッド:0/ー20dB
■ローカットフィルター:Flat/160Hz(6dB/oct)
■インピーダンス:200Ω以下
■電源:ファンタム DC12?52V/2mA以下
■寸法:幅56mm、最大径160mm、奥行43mm
■重量:280g

Perception 420/高額なコンデンサーマイクに匹敵するハイクラスなサウンドクオリティ

丸みを帯びたボディ形状と、かわいいカラーリングが目に止ま る本機のサウンドは、全体的に少しハイ上がりでありながら、 余分な高域がキレイに処理されていて、高額なコンデンサーマ イクを思わせるハイクラスな音質を提供してくれます。1インチ のデュアルダイアフラムを採用しており、耐圧に関しても最大 音圧レベルが、155dB(?20dBパッド)と、ドラムなどの高音圧 に耐える余裕十分なスペックを確保しています。指向性切り替 えが、単一指向性、無指向性、双指向性と3タイプ選べるマル チパターンであるところがC3000やC214と差別化できる特徴で シーンに応じて使い分けができるオールマイティな1本と言える でしょう。

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SPEC

■形式:コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
無指向性、双指向性
■周波数特性:20Hz?20kHz
■感度:ー31dBV re 1V/Pa
■最大入力音圧レベル:135dB SPL
■パッド:0/ー20dB
■ローカットフィルター:Flat/300Hz(12dB/oct)
■インピーダンス:200Ω以下
■電源:ファンタム DC48V/2mA以下
■寸法:最大径53mm、全長160mm
■重量:525g

sE Electronics エスイーエレクトロニクス

sE2200a/「芯」があり「ヌケ」もいい、万全な振動対策により、正確な音像を収録できるエントリーモデル

1インチのダイアフラムを採用した単一指向性のモデルです。 ボーカルレコーディングでは、芯がありつつ、すごくヌケの良い サウンドが表現されました。これは、10kHz以降にピークを持た せたチューニングがされているからだと思います。一方、アコ ギでは、「ジャッキッ」とした音でピックと弦の当たる感じがリア ルに収録できました。特筆すべきは、振動対策をしっかりと考 えた専用ショックマウントホルダーが付属してくることです。マ イクとショックマウントの結合部分にもウレタン処理が施されて いて、しっかりとした振動対策がなされています。ネック部分も 自由な角度で強力に固定できる構造なので、安心して使えます ね。

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SPEC

■型式:コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性:20Hz?20kHz
■感度:14.1mV/Pa -37 ± 1.5dB
■最大入力音圧レベル:125dB
■インピーダンス:200Ω以下
■残留ノイズレベル:17dB(A weighted)
■電源:ファンタム電源 48V±4V
■寸法:最大径50.5mm、全長190mm
■重量:515g

sE2200T/クリアながら迫力のあるサウンドで、楽器の倍音成分も忠実に再現する真空管モデル

sE2200aの真空管タイプです。ボーカルを収音してみた印象は もっちりとした中低域に力強さがあり、ハイエンドもキレイに伸 びています。真空管のサチュレーションの相乗効果もあり、クリ アながら迫力あるサウンドが楽しめますね。アコギの収音では、 倍音成分がたくさん含まれた音楽的なサウンドに魅力を感じま した。本機は真空管タイプですが、ノイズ対策が施されているの で、コンプをかけていってもノイズだけが目立ってくるということ はありませんでした。それと、sE2200a同様にローカットと?10 dBのパッド機能が装備されているので、気軽に扱えるチューブ マイクとして、様々なシーンに活用してみたいモデルです。

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SPEC

■型式:真空管コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性: 20Hz?20kHz
■感度:ー33dB+1dB(0dB=1v/pa 1000KHz)
■最大入力音圧レベル:130dB
■インピーダンス:200Ω以下
■残留ノイズレベル:16dB(A weighted)
■電源:専用電源付属
■寸法:最大径50.5mm、全長207mm
■重量:620g

sE4400a/クセのないサウンドで、4種類の指向性が選べるマルチマイク

全体的に、非常にクセのない素直なサウンドが特徴です。ボー カル録音に使用した結果は、声がヘンに飛び出してくることもな く、自然なサウンドが得られました。アコギの録音では、低域が 非常にキレイに伸びて、ローカットを入れることでより自然な音 質で録音できました。なお、このマイクは、小さな筐体ながら多 機能な構成になっています。指向性は、「単一指向性、超単一 指向性、双指向性、無指向性」の4タイプからセレクトできます し、ローカットフィルターは「60Hz/120Hz」の2段階から選べ て、パッドも「10dB/20dB」の2段階を装備しています。なお、 本機2本セットのマッチドペアを使えば、ステレオイメージを正 確に収録できます。

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SPEC

■型式:コンデンサー型
■指向性:単一指向性(スーパーカーディオイド
カーディオイド)、双指向性、無指向性
■周波数特性:20Hz?20kHz
■感度:14.1mv/pa?37db ±1dB
■最大入力音圧レベル:130dB
■インピーダンス:50Ω以下
■残留ノイズレベル:17dB(A weighted)
■電源:ファンタム電源 48V±4V
■寸法:最大幅57mm、全長143mm
■重量:290g

audio-technica オーディオテクニカ

AE6100/ハンドリングノイズを極限まで抑えた中高域に特徴のあるボーカル向きモデル

ハンドヘルドタイプですが、手で握るボディの部分が二重構造 になっているので、ハンドリングノイズがかなり抑えられていま すね。それに、指向性はハイパーカーディオイドで被りが少なく ライブでも大活躍しそうです。サウンドの特徴としては、バンド アンサンブルの中では不要なローがうまくカットされていたり、 逆にヌケの良さの要となる中高域はなだらかなカーブで持ち上 がっていたりと、ボーカルでの使用をターゲットに開発されたこ とをうかがわせます。他にも、パンチのある中低域の特性とダ イナミック型ならではの近接効果を活かして、ギターアンプのス ピーカーにベタ近けにして、ギラッとした迫力のある収音も可能 です。

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SPEC

■型式:ダイナミック型
■指向性:単一指向性(ハイパーカーディオイド)
■周波数特性:60Hz〜15kHz
■感度:−55dB(0dB=1V/1Pa、1kHz)
■出力インピーダンス:250Ω平衡
■重量:310g

AT2020/パートを選ばないコンデンサーならではの繊細なサウンドを、わずか1万円で実現!

ポップス系から声を張るヘヴィなボーカル、繊細なアコギにも 使える万能モデルですね。何より「コンデンサーマイクが、わず か1万円で手に入る!」というコストパフォーマンスを考えると、 驚異的なお買い得感です。パッド機能はありませんが、スペッ ク上の耐圧も十分考えられているので、ギターアンプやベース アンプを大音量でラウドに鳴らした時にも使えると思います。ま た、ローエンドとハイエンドが少し上がり気味にチューニングが されているのが特徴なんですが、ヘッドアンプ付きのアナログミ キサーやマイクプリなどを併用すれば、かなりフラットなサウン ドが期待できます。まさにコンデンサーマイクの入門機として打 って付けですね。

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SPEC

■型式:バックエレクトレットコンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性:20Hz〜20kHz
■感度 :−37dB(0dB=1V/1Pa、1kHz)
■最大入力音圧レベル :144dB SPL(1kHz at
1% THD)
■SN比:71dB以上(1kHz、1Pa)
■出力インピーダンス:100Ω平衡
■電源:ファンタムDC48V
■消費電力:2mA
■重量:345g

AT4040/AT4000シリーズを受け継いだ、生ギターの倍音までリアルに再現するモデル

同社の4000シリーズのスタンダードモデルで、指向性は単一指 向性のみですが、−10dBのパッドとローカットのスイッチを装備 しています。サウンドの特徴として、上位機種のAT4060や定番 モデルのAT4050の質感をしっかりと受け継いでいるので、ナチ ュラルで芯のある収音ができますね。女性ボーカルやアコギの 弾き語りなどには特に向いていると思います。また、指弾きのガ ットギターなどでも、ボディの箱鳴りや倍音成分までキレイに収 録できるのでオススメです。あと、パッドを入れれば、オンマイク でギターアンプに使うこともできるでしょう。何を収音しても、い い意味で癖が付かないので、様々なシーンで広く使えるモデル です。

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SPEC

■型式:DCバイアス型コンデンサー型
■指向性:単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性:20Hz〜20kHz
■感度:−32dB(0dB=1V/1Pa、1kHz)
■最大入力音圧レベル:145dB SPL(1kHz、
THD1%)
■SN比:82dB以上(at1KHz/1Pa,A−Weighted)
■出力インピーダンス:100Ω平衡
■ローカット:80Hz、−12dB/oct
■電源:ファンタムDC48V
■消費電流:4.2mA
■重量:360g(マイク本体)