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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

1本で28本分のギターサウンドが生み出せる!James Tyler Variax緊急試奏会!

あらゆるビンテージギターの音が出せるライン6のVariaxに、有名ギタービルダーのジェームス・タイラーが監修したニューモデルが登場した。宅録にもピッタリなこのモデルをチェックして、その魅力にじっくりと迫ってみた。

 ライン6のJames Tyler Variaxは、巨匠ジェームス・タイラーによってデザインされたVariaxの最新モデルだ。ピエゾピックアップ以外にマグネティックピックアップも搭載しており、ギターとして最高レベルのサウンドとプレイヤビリティに、Variaxのモデリングシステムを組み合わせるという、現在考えられる最も進化したエレキギターの形がここにはある。

 Variaxのモデリングシステムとは、レスポールやストラト、テレキャスといったスタンダードなエレキギターから、マーティンやギブソンなどのアコースティックギター、ドブロギター、さらにはバンジョーやエレクトリックシタールまで、様々な弦楽器のサウンドをリアルに再現することができる、まさに夢のようなシステムだ。

 ラインナップしているのは3機種。まずJTV-59は、メイプルトップ&マホガニーバックのボディにマホガニーネックをセットネック・ジョイントするというトラディショナルな構造を持っている。

次にJTV-69は、アルダーボディに22フレット仕様のローズウッド指板をボルトオンジョイントし、ピックアップを「SSH」で配列したモデルだ。なお、シリーズの中で唯一アームユニットを搭載している。

JTV-89は、マホガニーボディに24フレットのメイプルネックをジョイントしたモダンなモデルだ。

 今回、James Tyler Variaxになって特筆すべき点は、オープンGやドロップDなど、11種類のチューニングを一瞬にしてチェンジすることができるシステムを搭載している点だ。しかも、自分が使いたいギターやチューニングをカスタムバンクに保存して、いつでも必要なものを瞬時に呼び出すこともできる。

 1本で28本分の音色を、あらゆるチューニングで鳴らすことができるJames Tyler Variaxは、ライブとレコーディングの両方で強力な武器になってくれるギターなのだ。

JTV-69

→ダブルカッタウェイのボディを持ち、弦長648mmというストラトを意識させる仕様を持っているモデル。フロントとセンターにはビンテージスタイルのシングルコイル・ピックアップが装着されており、リアにはPAFスタイルのハムバッキングピックアップが搭載されている。このモデルのみ、チューニングのセレクターがフロントピックアップの6弦側に取り付けてある

●カラー:スリートーン・サンバースト、ブラック、キャンディアップル・レッド、レークプラシッド・ブルー

JTV-89

←弦長648mmに設計されたネックは、薄く仕上げられたシェイプとジャンボフレットにより、シュレッド系のテクニカルなプレイにもしっかりと対応することができる。高出力のハムバッキングピックアップにより、力強い低域とパンチのある中域を鳴らすことができ、特にラウド&ヘヴィ系のギタリストは要注目のモデルだ

●カラー:ブラック、ブラッド・レッド

James Tyler Variax

Line6 James Tyler Variax HP : http://www.tylervariax.com/index_jp.php

JTV-59

↑624mmの弦長や、丸みを帯びたネックシェイプによるナチュラルな心地いいグリップ感を持ち、ハイフレットにも無理なく指が届くように、ネックジョイント部がヒールレス加工になっている。ピックアップはオールドのレスポールに搭載されていたPAFスタイルのハムバッキングタイプを2基マウントしている

●カラー:チェリー・サンバースト、タバコ・バースト、ブラック

専用エディターソフト「Variax Work Bench」を使うと、ボディやピックアップが自由に選べ、ピックアップの取り付け位置や角度もカスタマイズできる

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内蔵ギターモデリング

  • 60年製フェンダー・テレキャスター・カスタム
  • 68年製フェンダー・テレキャスター
  • 68年製フェンダー・テレキャスター・シンライン
  • 59年製フェンダー・ストラトキャスター
  • 58年製ギブソン・レスポール・スタンダード
  • 52年製ギブソン・レスポール“ゴールドトップ”
  • 61年製ギブソン・レスポール・カスタム(3PU)
  • 56年製ギブソン・レスポールJr.
  • 76年製ギブソン・ファイヤーバードV
  • 55年製ギブソン・レスポール・スペシャル
  • 59年製グレッチ6120
  • 56年製グレッチ・シルバージェット
  • 68年製リッケンバッカー360
  • 66年製リッケンバッカー360-12(12弦)
  • 61年製ギブソンES-335
  • 67年製エピフォン・カジノ
  • 57年製ギブソンES-175
  • 53年製ギブソン・スーパー400
  • 59年製マーチンD-28
  • 70年製マーチンD12-28(12弦)
  • 67年製マーチンO-18
  • 66年製ギルドF212
  • 95年製ギブソンJ-200
  • 35年製ドブロ・アルミライト
  • 65年製ダンエレクトロ3021
  • コーラル・エレクトリック・シタール
  • ギブソン・マスタートーン・バンジョー
  • 28年製ナショナル・スタイル2 トライコーン

※ここで紹介している内蔵モデルの製品名は、ライン6がサウンドモデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

■ティアック(株)タスカムカスタマーサポート フリーダイヤル:0120-152-854/TEL:042-356-9137

高田 漣がVariaxの音色と性能を妥協なしで徹底チェック!高田 漣がVariaxの音色と性能を妥協なしで徹底チェック!

ここでは、楽器としての完成度がより増したVariaxをプロギタリストにチェックしてもらった。試奏を担当してくれたのは、ギター以外にバンジョーやマンドリンも弾きこなす高田 漣だ。あらゆる弦楽器の特性を熟知する彼がVariaxの実力に迫る!

──まず、Variaxのコンセプトに対してはどう思われましたか?

高田:すごくいいと思います。ボクは自宅で録音をする時はアンプシミュレーターを使っているんですが、そこにVariaxのギター本体のモデリングが加わると、だいぶ楽になりますよね。

──第一印象はどうでしたか?

高田:まず見た目が自然で、パッと見た感じだとモデリング機能を備えたギターという感じはまったくないです。ヘッドにJames Tylerのロゴが入っているのもグッとくるし(笑)。

──ボディのフィット感やネックを握った感じなどはいかがでしたか?

高田:普通に楽器としてのクオリティが高くて、ネックの感じも良かったですね。ボクが持っているギターよりもいいかもしれない(笑)。JTV-59はネックエンドがきれいに処理されているから弾きやすかったですね。指板にちょっとRが付けてあるので、長時間のプレイでも疲れなさそうだし、ハイポジションも弾きやすいです。JTV-89の方は指板がフラットで、ボクは普段あまり使わないタイプですけど、例えばメタル系の曲とかに使うのにはいいと思いますね。

──様々なモデリングが入っていますが、特に気に入ったものは? 

高田:どれも良かったですが、やはり自分が実際に所有しているギターと同じモデルが気になりましたね。例えばエピフォン・カジノは音色自体は好きなんですけど、ハウリングがひどくてステージでは使えないんですよ。でも、Variaxならノイズも少ないし、ステージでも問題なく使えますね。

──それぞれのモデリングの音はプロの耳で聴いてみてどうでしたか?

高田:すごくリアルですよ。例えば、本物のカジノはリアピックアップにかなりパワーがあって、同じアンプのセッティングで他のギターと弾き比べると独特の質感があるんですけど、そういうところも再現されているから、たぶん本物と聴き分けられないと思います。アコギの音もリアルですね。

──高田さんがお得意のフィンガーピッキングでは、特に右手のタッチに対するニュアンスが大切だと思うんですが、レスポンスはどうでしたか?

高田:ぜんぜん問題ないですね。例えば、リアピックアップでは強く弾いた時のジャリッとした感じが重要だったりするじゃないですか。そのへんもちゃんと表現できるし、弱く弾くと歪まないところも優秀ですね。

──高田さんは、本物のバンジョーやマンドリンをプレイされますが、そういった楽器のモデリングについてはどうでした?

高田:近い感じは出ていると思いました。ステージで本物を使う場合、音量の問題とかでバランスが取りにくかったりするんですけど、そういう部分を考えると悪くないですね。

上写真の左奥のノブでチューニングを、右奥のノブでギターモデリングのカテゴリーを選ぶ。カテゴリーを選んだら、下写真のトグルスイッチなどで好みのモデルをセレクトすればOKだ

POD HD500やPOD HD Proと組み合わせることで、足元で音色やチューニングを切り替えることができる他、マグネティックピックアップとモデリングの音を組み合わせることが可能になる

──スイッチ類の操作性については?

高田:ツマミがLEDで光るようになっているので、ステージ上でもわかりやすそうですね。あと、ピックアップセレクターでプリセットを切り替えられるようになっているのも便利だと思いました。POD HD500と組み合わせれば、足元だけで音色チェンジができるという点も、ライブにも向いていますね。

──では、このVariaxの一番の強みはどこにあると思いますか?

高田:チューニングをパッと変えられるところですね。これはライブの現場では本当に必要なことなので、かなり重要です。例えば、バッキングは普通のレギュラーチューニングでプレイして、ソロになったらオープンチューニングにできるのがいいですね。ステージでも1曲のためだけに必要なチューニングがあったりするんですよ。厳密に言うと、曲の中のあるパートだけだったりとか(笑)。でも、Variaxがあれば、それだけのためにギターを持ち替えなくてもいいし、弦のテンションも変わらないので弾きやすいです。

──その他、特に気に入った機能は?

高田:通常のピックアップの音とモデリングの音をミックスすることができるのもいいですね。ギターとバンジョーのユニゾンとかもできるし。3度上とかにチューニングを変えたモデリングの音と、通常のチューニングにしたギターをミックスしてハモらせるなんていうのも面白いかもしれません。

──高田さんなら、このVariaxをどういう風に活用しますか?

高田:ボクはライブでも色々なギターの音が欲しくて、毎回何本もギターを持ち込むんですけど、Variaxがあればだいぶ持ち込む楽器の数を減らすことができますね。それと、デモを作っている時はスピード感がすごく重要なので、「ここにアコギを入れてみよう」といったアイディアを瞬時に試すことができるというのは、かなりのメリットだと思います。バンジョーやマンドリンみたいな楽器も使えるとなると、色々とアイディアも湧くだろうし。それと、アコギはエレアコでも結構大きな音が出ますけど、Variaxなら近所の苦情を気にせずにアコギのレコーディングができるという点もポイントですね。ボクもぜひレコーディングで使ってみたいです。

高田漣

■ 高田 漣
「Folk Roots / New Routes Vol. 001」
2011.05.20 / TTCL-501
http://ototoy.jp/feature/index.php/2011052001

公式 ホームページ
http://tone.jp/artists/takadaren/index.html