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ダイナミック型orコンデンサー型?

ダナミックマイク

電源不要で手軽に扱えるダイナミックマイクは、初心者に
持ってこいだ。ボーカルや楽器の収録にオールマイティに
使用でき、雑音の多い環境でもヌケの良い収録ができる。

「ダイナミックマイク」は電源供給が不要なタイプのマイクで、少々手荒く扱っても壊れにくい頑丈な 造りが特徴だ。その頑丈さゆえ、カラオケ店のマイクや、ライブでの楽器収音用に幅広く使用されて おり、レコーディングにおいても、ボーカル録音をはじめ、大音量のドラムやギターアンプの録りで多 用されている。
 もう一方のコンデンサーマイクと比べると周波数特性は、高域と低域がやや狭く、中域のパワーが 豊かで、芯のあるヌケのいい音質を持ち味としている。また、強弱を表現するダイナミックレンジの幅 は狭いが、大音量に強いので、楽器やアンプにかなり接近してセットすることが可能だ。楽器に近づ けると「近接効果」が発生し、低音が持ち上がって、よりパワー感のある収音が行なえる。 この他、コンデンサーマイクに比べて、雑音の多い環境でも余計な音を拾わず、狙い通りの収音が できる。初心者でも手を出せる、低価格のモデルが多いのもうれしいポイントだ。

近づいて歌えば歌の迫力UP!

ダイナミックマイクは近づいて歌うと近接効果で 低音が持ち上がり、パワフルなサウンドが得られ る。また、息を吹きかけた時のノイズも、付属カプ セルで除去される。

マイクを握って歌うこともできる

ハンドヘルド型のダイナミックマイクは、手で握った時 のハンドリングノイズを軽減する設計となっており、マ イクスタンドを使わなくてもクリアな歌録りが行なえる。

指向性

ダイナミックマイクの 指向性は、正面から の音のみを録る「単 一指向性」であること が一般的だ。しかも 指向性が狭く、真っ正 面からの感度が最も 高く設計されている ので、狙ったポイント を的確に捕らえつつ、 周囲のノイズを抑えて 収録できる

単一指向性

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは広い周波数レンジと高い感度を備えた
マイクで、楽器そのものの収音はもちろんのこと、その場の空気
感までナチュラルに収録できるのが最大の魅力だ。ただし、風
や息の音まで拾い過ぎてしまうこともあるので、ボーカルのレ
コーディングなどでは、下の写真のようにポップガードをセッ
トして録った方がいい

「コンデンサーマイク」は、マイクプリや専用電源から電力を供給して動作するタイプのマイクで、内部 回路に「真空管」を使ったモデルと、「トランジスタ」を使ったモデルの2タイプがある。どちらのタイプも 内部構造が精密で振動に弱いので、取り扱いや保管には気を使う必要があるが、その分、微細な音 にも反応する高い感度を備えており、収録可能な周波数特性も広く、生で聴いたそのままの音を収 音できるのが魅力だ。
 主な用途としては、ボーカル録音や、空気感を必要とする生楽器の収録で威力を発揮する。ただし 、音源に近づけ過ぎると歪みやすく、音源から少々離した方がバランスの良い音質が得られやすい。 また、振動や風圧に弱いので、マイクスタンドや専用のショックマウント、「フカレ」を防ぐウィンドスクリ ーンは必須だ。
 なお、基本的に収音範囲の広いモデルが多く、複数の指向性を切り換えて使えるタイプもあり、実音 以外の残響音や空気感もリアルに収音できる。

専用の電源供給が必要

コンデンサーマイクを使用するにはマイクプリやオーディオ インターフェイスからのファンタム電源(48V)の供給や、専用 電源、あるいは電池などを用いて、振動板やプリアンプ部に 必要な電気を供給する必要がある。

ローカット&パッドスイッチを搭載

コンデンサーマイクは、余分な低域を抑えるための「ローカット 」スイッチや、歪みを防ぐ目的で入力ゲインを抑える「パッド」(? 10dBなど)スイッチを、本体に搭載していることが多い。

指向性

単一指向性

無指向性

双指向性

コンデンサーマイクには複数の指向性 タイプがある。「単一指向性」は正面から の音のみを録音するタイプ、「双指向性」 は正面と背面の両方の音を録音するタイ プ、「無指向性」は周囲360°の音を同一の 感度で録音するタイプだ。うまく使い分け れば、多人数のコーラスやアンビエンス など、様々な音響の特徴を的確に収録で きる。

コンデンサーマイクでの収録には、リフレクションフィルターの併用がオススメ!

コンデンサーマイクはその感度の高さから、周囲のノイズや壁などからの 反響音を拾いやすい。そこで、コンデンサーマイクで録る時に併用すると いいのが「リフレクションフィルター」だ。これはマイクの背面に立てる吸音 プレートで、反射音や残響音を抑え、スタジオ録音と同等の収録が可能 となる。