トップページ > LINE 6 POD HD 超速試奏レポート

(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

ついにHDシリーズの卓上モデルがお目見え!LINE 6 POD HD超速試奏レポート

若手ギタリストのホープUZの動画も掲載

頻繁に抜き差しするギターインとヘッドホン端子は手前側に搭載されており、リア側にはマイク端子やアウトプット端子、USB 2.0端子などがレイアウトされている。

デュアルモードを使えば、2系統のアンプやエフェクトを組み合わせることができる。2系統の音は、ステレオとモノのどちらでも出力可能だ

ライン6のサイトから無償ダウンロードできるエディターソフトを使うと、コンピュータの大きな画面でPOD HDをコントロールすることができる

POD HDシリーズに待望のデスクトップモデル、POD HD(以下、HD)が登場した。PODのデスクトップ型といえば、前身モデルにあたるPOD X3(以下、X3)があるが、そのX3のアンプモデリングをゼロから見直し、有名アンプのトーンや真空管の特性をより高精度に解析したうえでサウンドを新たに構築し直したのがHDシリーズだ。実際にX3と弾き比べてみると、そのサウンドが明らかに違うことが体感できる。

収録されているHDアンプモデルの数は22種類に絞り込まれているが、音質面はX3と比べものにならないほどリアリティが向上しており、レコーディングに特化したアンプを22台厳選して収録したという印象だ(キャビネットは16種類、マイクは8種類搭載)。

ギタリストでもある筆者がHDを試奏してみて思ったのは、「X3よりも高解像度で音質もクリアかつ音ヌケが良く、元来のPODの特徴であった中低域の力強さだけでなく、高域まで広がる突き抜けた芯のあるサウンド」というのが率直な感想だ。さらに、ダイナミックレンジが確実に広がっていて、弦へのタッチやピッキングなどの細かいニュアンスを忠実に表現してくれる。

また、エフェクトはライン6のM9やM13クラスのモデルを111種類搭載していて、同時に最大8個使用できる。さらに、エフェクトの接続順を自在に変更できるようになっているのもポイントだ。アンプを2台使えるデュアルモードでは、エフェクトもデュアルで接続できるので、より細かい音作りが可能だ。

大型の画面ではアンプやエフェクト、各カテゴリーのツマミがすべて表示されるので操作も簡単! 他に、ルーパー機能もボタンで簡単に操作でき、マイク端子やオーディオインターフェイス機能も搭載されている。

このように、基本性能は発売中のフロアタイプのPOD HD500を継承しているが、それを卓上で操作できるPOD HDは、まさに宅録に最適な1台と言えよう。

収録アンプモデリング

  • Blackface Double nRm( フェンダー'65 Twin Reverb)
  • Blackface Double VIB
    (フェンダー'65 Twin Reverb /ビブラートチャンネル)
  • Tweed B-Man nRm(フェンダー'58 Bassman)
  • Tweed B-Man BRT(フェンダー'58 Bassman/ブライトチャンネル)
  • Blackface 'Lux nRm(フェンダー'64 Blackface Deluxe Reverb)
  • Blackface 'Lux VIB
    ( フェンダー'64 Blackface Deluxe Reverb/ビブラートチャンネル)
  • Hiway 100(ハイワット'73 Custom 100 / DR103)
  • Super O(Supro S6616)
  • Gibtone 185(ギブソン'39 EH-185)
  • Divide 9/15(デバイディッド by 13 JRT 9/15)
  • Blackface Double nRm( フェンダー'65 Twin Reverb)
  • PhD Motorway(Dr. Z Route 66)
  • Class A-15(VOX '60 AC-15)
  • Class A-30 TB(VOX '67 AC-30 / Top Boost)
  • Brit J-45 BRT(マーシャル'65 JTM-45 Mk U)
  • Brit J-45 nRm(マーシャル'65 JTM-45 Mk U/ノーマルチャンネル)
  • Brit J-800(マーシャル'82 JCM-800 / 2204)
  • Brit P-75 BRT(パーク'71 Park 75)
  • Brit P-75 nRm(パーク'71 Park 75 /ノーマルチャンネル)
  • Bomber Uber(ボグナーUberschall)
  • Treadplate(メサブギーDual Rectifier / Solo)
  • Angel F-Bal(l エングルFireball 100)
  • Line 6 Elektrik(ライン6 オリジナル)

SPEC

■入出力端子:ギターイン、マイクイン( XLR/バランス)、アウトプット(フォーン/バランス)×2(L、R)、デジタルアウト(S/P DI F)、ヘッドホン(ステレオ標準)、FBVフットコントローラー・ジャック、USB 2.0端子 ■外形寸法:279(W)×190(D)×89(H)mm ■重量= 1.4kg

お問い合わせ

:ティアック潟^スカムカスタマーサポート
フリーダイヤル:0120-152-854 TEL:042-356-9137 HP = http://www.line6.jp/

登録楽器店で探す

※上で紹介している内蔵モデルのカッコ内の製品名は、ライン6がサウンドモデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

POD HDを若手ギタリストのホープUZが徹底チェック!

──まず始めに、UZクンが最初に使ったPODシリーズと、その印象から教えてください。
UZ:最初はPOD Farm Platinumというソフトウェアです。プラグインのアンプシミュレーターは色々試しましたが、クリーントーンはどの製品もキレイな音がするのに、歪みに関しては納得できるサウンドが出るものがなかったんですよね。でも、ライン6のPOD Farm Platinumは歪みサウンドにすごくコシがあっていいので、自宅で録音する時に今も使っています。音にコシがあると、オケと混ざった時に一歩前に出てくる感じがするんですよ。オケになじみやすいんですけど、存在感はしっかりあるんですね。
──よく使うモデリングは?
UZ:アンプモデルはマーシャルのJCM -800タイプで、マイクはシュアSM57のオンマイクでレコーディングしています。
──今回は新製品のPOD HD(以下、HD)を試奏してもらいましたが、第一印象はいかがでしたか?
UZ:コンピュータの画面に慣れているボクにとっては画面が小さいので、最初は少し難しそうかなと思ったんですけど、すぐに操作もわかりましたし、使い勝手はすごくいいですね。ツマミもビックリするぐらい効きが良くて音作りがしやすいし、本物のアンプをイジっている感覚でした。
──試奏されてみてサウンドの質感はいかがでしたか?
UZ:自分が実際に使っているデバイデッドby13(以下、÷13)やマーシャルJTM45は、本当にそのままの音がしましたね。特に÷ 13 はドライブのかかり具合とか暖かみのある独特な音がしっかり再現されていました。それと、ボクはメサブギーのRectifier をライブでよく使っているんですけど、HDのモデリングはあの独特のチューブ感がそっくりでしたね。
── 現在使われているPOD FarmとHDを比べると、サウンドの面はどうでしたか?
UZ:HDの方が派手でクリアな印象がありますね。POD Farmの方がもう少しさりげないというか……。HDは音質にツヤがありますし、サウンドがとにかく太いです。
──特に気に入ったアンプやエフェクトがあったら教えてください。
UZ:アンプモデリングだと、ボグナーのUberschallタイプが好きです。結構歪んで、中域がグッと出ている感じがすごく良かったですね。これは宅録とかで使ってみたいと思います。エフェクターは、こういうデジタル機器ならではの効きがいいフランジャーが気に入りました。
──試奏中、ライブで使用しているアンプとエフェクトのシステムをシミュレートされていましたが?
UZ:はい。まずアンプはメサブギーのRectifierタイプの「Treadplate」にして、コンプはボスCS -1タイプの「Blue Comp」、ブースターの代わりはアイバニーズTube Screamerタイプの「Screamer」で、さらにMXRのPhase 9 0 タイプの「Phaser」とディレイの「Digital Delay」をセットしてみましたが、音はマジで自分のシステムそのままでした(笑)!
──ギター本体のボリュームを絞った時のサウンドも試していましたが、反応はいかがでしたか?
UZ:実際のメサブギーのアンプは、ほんの少しでもボリュームを下げると、音がジャキジャキになってしまうんですよね。でも、HDだとボリュームをある程度下げてもジャキジャキにならずに音量が下がって、もっと下げるとクリーンになるんですよ。だから、HDの方が使える音色が色々作れると思いました。
──では最後に、UZさんがこのHDを実際に使うとしたら、どういう風に活用しますか?
UZ:HDにはアンプが22種類も入っているので、ジャンルに縛られずにかなり幅広い音作りができますよね。歪みの質自体の完成度がとても高いので、歪ませた音でメインのトラックを録って、その後にHDならではの飛び道具的なエフェクターでダビングしてみたいですね。バキバキのヘヴィメタルもいけるし、カッティングをオシャレに弾くポップスにも対応できるので、「これ1台持っていれば、ギター録音はOK」だと思います!

女性ボーカルが好きっ!残念ながら代替リンクはありません。

UZ

5人組ロックバンド、SPYAIRのギタリスト&ソングライター。地元の名古屋・栄での野外ライブで注目を集め、昨年6月のライブでは2000名を集客する。6月8日に発売したシングル「サムライハート(Some Like It Hot!!)」がレコチョク総合チャート着うたフル初登場2位を記録。10月30日には日比谷野外音楽堂でのワンマンライブが決定している。

【SPYAIRオフィシャルウェブサイト】
http://www.spyair.net/index.html

最新シングル

4th Single
「サムライハート(Some Like It Hot!!)」
2011.6.8 Release
【初回生産限定盤】
AICL-2251〜AICL-2252/¥1,500(税込)

[収録曲]
1. サムライハート(Some Like It Hot!!)
2. Crazy
3. LINK IT ALL