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NATIVE INSTRUMENTS 全24種類のソフト&エフェクトを収録「KOMPLETE 7」を使い倒せ!

ギタリスト、キーボーディスト、DJ etc...すべての音楽クリエイター必携の「KOMPLETE 7」

60年代風ドラムから飛び道具エフェクトまで   無限に広がるリズムトラック作成術!

サウンドメイクからライブパフォーマンスまで超本格シンセやピアノ、オルガンをチェック!

「KOMPLETE 7」に収録されているソフトって?

NATIVE INSTRUMENTS「KOMPLETE 7」(オープンプライス/市場予想価格58,800円前後)の登場で、我々の世界が一変するかも知れない。
「KOMPLETE 7」には、NATIVE INSTRUMENTSがラインナップする人気ソフトシンセやサンプラー、プラグインエフェクターが製品で換算すると24種類、音色にすると10,000もパッケージされているのだ。要するにかなりヤバい価格破壊パッケージとなっている。筆者などは、これまでこの中のいくつかを バラで揃えてきているので、チト涙目になってくるのだが、もう選択で悩むこともなくほかのソフトも手に入るワケだ!
で、「具体的にどんな人向けなの?」という疑問が出てくるだろう。その核となるソフトは以下のものだ。※収録ソフト相関図も参照してほしい!

《シンセサイザー》ABSYNTH 5 MASSIVE FM8 REAKTOR 5.5REAKTOR PRISM(REAKTOR 5.5)REAKTOR SPARK(REAKTOR 5.5)
《エフェクター》GUITAR RIG 4 PRO RAMMFIRE(GUITAR RIG 4 PRO)TRAKTOR'S 12(GUITAR RIG 4 PRO)REFLEKTOR(GUITAR RIG 4 PRO)
THE FINGER(REAKTOR 5.5)
《サンプラー》KONTAKT 4KORE PLAYERACOUSTIC REFRACTIONS(KORE PLAYER)SCARBEE MM-BASS(KONTAKT 4)
NEW YORK CONCERT GRAND(KONTAKT 4) BERLIN CONCERT GRAND(KONTAKT 4)VIENNA CONCERT GRAND(KONTAKT 4)
UPRIGHT PIANO(KONTAKT 4)
《リズム/サンプラー》BATTERY 3(ABBEY ROAD | 60s DRUMS )

これを見ただけで「お腹いっぱい、夢いっぱい!」といった感じでしょう(w)。もちろん、各ソフトには大量のプリセット音が含まれていて、すべての音を聴いてみるだけでも大仕事だ。これだけ揃っていると、使えるジャンルなど区切ることはもはや無意味だろう。すべてのジャンルをカバーするまさに「使える」音が用意されている。もちろん、プリセットを使うだけでなく、自分なりの音色を徹底追求できるソフト群でもあるので、音色エディット好きなら一生シャブリつくせるだけのボリュームと言えるだろう。

 また、どうしても予算に限りがあるという人には、2,000音色に抑え機能を限定した分、安価な「KOMPLETE 7 ELEMENTS」(オープンプライス/市場予想価格12,800円前後)も用意されている。さらにちょっと試してみたいというなら「KOMPLETE 7 PLAYERS」という太っ腹にも無償バージョンも用意されている。購入前に体験してみるのもお勧めだ。無償とは言え450音色で1GB(ちょっとダウンロードするのは大変かも)もの充実の内容。まぁジックリ試していると、必ず「KOMPLETE 7」が欲しくなってしまうのは、確実なワケなのだが!

「KOMPLETE 7 PLAYERS」ダウンロードサイトリンク
http://www.native-instruments.com/jp/products/producer/komplete-7-players/

KOMPLETE7ソフト相関図

シンセサイザー

ABSYNTH 5

MASSIVE

FM8

REAKTOR 5.5

SPARK

PRISM

エフェクター

GUITAR RIG 4 PRO

THE FINGER

RAMMFIRE

TRAKTOR

REFLEKTOR

サンプラー

KONTAKT 4

KORE PLAYER ACOUSTIC REFRACTIONS

BERLIN CONCERT GRAND

NEW YORK CONCERT GRAND

NVIENNA CONCERT GRAND

UPRIGHT PIANO

VINTAGE ORGANS

SCARBEE A-200

SCARBEE MARK I

SCARBEE CLAVINET /PIANET

SCARBEE MM-BASS

ABBEY ROAD | 60s DRUMS

リズムサンプラー

BATTERY 3

「KOMPLETE 7」のインストール作業を見てみよう

この「KOMPLETE 7」、総データ数で90GBもある。パッケージを開封するとDVDディスクにして12枚。まさに圧巻である。だたし、そのほとんどが音色データなので、システムディスクにインストールしなければならないアプリケーションデータはそれほど多くはない。システムディスクを圧迫させたくないなら、音色データは外付けのハードディスクや別パーティーションに待避させるというインストール方法もとることが可能だ。
 ちょっと、そのインストール作業の概要を見てみよう。

01
「KOMPLETE 7」のパッケージの中身のほとんどはDVDディスク。専用のケースに収められている

02
ケースを開けると、DVDディスクが12枚入っている。圧巻だ!

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インストーラを起動して作業をはじめるのは一般ソフトと同じ

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途中でインストールするソフトを選択できる。もし使う予定のないソフトがあるならば、ここでチェックを外せば、インストール容量を減らせる。これを見て分かるようにソフトの容量はそれほど多くない

04
Windowsの場合には、プルダウンメニューで「×」を選ぶ

05
「Content」の「場所」をクリックして、「その他」を選ぶと外部ディスクなどのインストール先も選ぶことが可能だ

05
Windowsの場合は、途中でライブラリのインストール場所を変更できる。「Change」をクリックして変更

06
使わないプラグインがある場合には、インストールから外す。分からなければ全部チェックしておこう

07
インストール作業はけっこう時間がかかる。気長にやろう!

08
インストール完了後は、「Service Center」を起動して、インターネット経由でアクティベーション作業をする。アクティベーションをしないとデモモードでしか起動できない。これで制限なく利用できるようになる

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最後に「アップデート」タブで、アップデータをダウンロードすることをお勧めする。本体ソフトだけでなく、音色などコンテンツの追加もある。ダウンロード後は、各ファイルを起動してアップデート作業をするのを忘れないように!

「Guitar Rig 4 Pro」でギターをかき鳴らせ

 さて、12枚のディスク交換をするインストール作業はなかなかのモノだが、これで「KOMPLETE 7」を手中に収めたワケだ。まずは とにかく何か音を出してみたいところ。今回は連載第1回目ということで、ギタリスト向けに「Guitar Rig 4 Pro」を触ってみようと思う。
「Guitar Rig 4 Pro」は、ライブでのアンプの鳴りとエフェクターをパソコン上で完璧に再現できる、プロギタリストも必携のプラグインだ。

「KOMPLETE 7」内ソフトのひとつ「Guitar Rig 4 Pro」。
ギタリスト向けアンプ+エフェクトのシミュレートソフトだ

 「KOMPLETE 7」のソフトはスタンドアロンで起動しても動作する。プラグインとして使う場合には、DAWのトラックから呼び出すといういつもの手法で、トラックのエフェクターとして使える。さあ、オーディオデバイスにギターを差し込んで起動してみて欲しい。スタンドアロン起動の場合は、「Preferences」の「Audio」タブで利用するオーディオデバイスを選べば音が出るはずだ。「Guitar Rig 4 Pro」には、「TAPEDECK」と呼ばれるオーバーダブ可能な録音機能が内蔵されているので、スタンドアロンで即興フレーズを重ねて遊べる。チューナーはもちろん、メトロノームも内蔵なので、思いついたら即録音開始セヨ。
 「Browser」からプリセットをダブルクリックして読みこめば、右のラックに読みこまれる。ラックは上下にスクロールさせて、構成をよくチェックしてみよう。ツマミを操作すれば、それが音に反映される。おっと、はやる気持ちは分かるが、先にチューニングしておこう。チューナーは音叉マークのアイコンをクリックして表示させる。プルダウンメニューで「Guitar」を選ぶと、弦の番号で表示されるようになるので分かりやすいはずだ。

チューナーが組み込まれているので、いつでもチューニングができる。
音叉マークのアイコンをクリックして表示させる
 オリジナルの構成を作りたければ、「Components」を選ぶと、さまざまなアンプやエフェクターのパネルが表示されるので、右のウィンドウにドロップしていけばいいだけだ。

大量のアンプやエフェクターを自由に選んで、自分なりのセットを構築できる
 「KOMPLETE 7」で注目されるのは「RAMMFIRE」が追加されたことだ。轟音ギター好きがこのネーミングを見ればピンとくると思うが、ドイツのインダストリアルメタルバンドRammstein(ラムシュタイン)のギタリスト、Richard Z. Kruspeが使用しているセッティングがそのままフューチャーされたプリセットだ。ぜひ出力の高いハムバッカーピックアップのギターを突っ込んで堪能してもらいたい。こういったハイゲインアンプサウンドを聴くと理解できると思うが、実物でこれだけの歪みを得ようと思うと小音量ではムリだ。小ぶりな会場やスタジオで、効率よく歪ませる用途にもソフトでのアンプシミュレートは適しているのだ。
 プリセットには、これ以外にもバンドやアーティストを模したネーミングがされたものが多数収録されている。これは何も「Guitar Rig 4 Pro」に限ったことではなく、ほかの「KOMPLETE 7」ソフトのプリセットにも共通している。ファンなら思わずニヤリとする音に出会えるはずだ。
そのまま使ってコピーバンドをやってみるもヨシ、ちょっと自分なりに変えてみるのもヨシ、曲制作のインスピレーションを湧かせる作業を楽しみながらできることだろう。

「Guitar Rig 4 Pro」はギター以外に使えるエフェクトも
満載されている

Rammsteinサウンドが楽しめる「RAMMFIRE」。プリセットは、「Gutar Amps」→「Rammfire」にある
 なお、「Guitar Rigはギタリストのエフェクターだろ。関係ないヤ」などと思っていたら大間違いである。ステップシーケンサーやアナログシーケンサー、超過激なフィルターなどなど、ギター以外にもフレーズ生成に使えるモジュールが多数含まれている。
 さらに「TRAKTOR'S 12」の12種のエフェクターもGuitar Rig内で活用できる。「TRAKTOR」は同社のDJミックス用ツールだが、このDJ用向けに考えられたフレーズ生成系の優れたエフェクトはギターだけにとどまらない奥の深い応用が可能だ。特にアクの強い、印象的なトラック作りに使えるはずだ。
固定観念にとらわれず、どんどん活用してみよう。
 特にアンプモジュールは、さまざまな音を通してみると、デジタルDTM特有の「堅さ」が緩和できるので面白い。ボーカルを通せば、声の表情や歪み感を微妙に変えることができたりもする。こういった使い方の場合には、DAWのプラグインで呼び出して活用しよう。
 次回は、リズム系ツールの使いこなしを詳しく見ていくことにする。
こうご期待!

動作環境=スペック

●Mac OS X 10.5 またはそれ以降, Intel Core Duo 1.66 GHz, 2 GB RAM
●Windows XP (SP2, 32-bit) / Vista (SP1, 32/64-bit), Windows 7 (32/64-bit), Pentium / Athlon XP 1.4 GHz, 2 GB RAM
※REAKTOR 5を64ビット版のWindows Vista / Windows 7で操作するには、32ビット対応の環境が必要です。
●対応インターフェイスとドライバ: Stand-alone / VST/ Audio Units/ RTAS(Pro Tools) / ASIO / Core Audio / DirectSound /
WASAPI 5GBのディスク空き容量 / 完全インストールには100GB、DVDドライブが必要。特定の要件は個々のプログラムにより異なる。

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KOMPLETE 7に関するお問い合わせ先

株式会社ディリゲント
info@dirigent.jp
〒104-0061
東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館3F
TEL :03-5159-1821
http://www.dirigent.jp

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