トップページ > 第2回 Native Instruments 速効企画 MASCHINEでリズム&フレーズ作り!
「MASCHINE」って何ができるの?  とにかくイジッてみよう! リズムが素早く作れちゃう!!快適トラック制作術 MASCHINEで作ったトラックの活用方法
空っぽのパターンを選んで、とにかく演奏を録音してみる

前回も紹介したように「MASCHINE」は、ハードウェアとしても作りがしっかりしているのが特徴だ。4×4のマトリックス状に配置されたパッドをバンバン叩いてもビクともしない頑丈さ! これを使って演奏しない手はないだろう。まずは、ノリまくって演奏した結果をフレーズとして録音していく「ライブレコーディング」の方法を見ていこう。(※連載1回目では、各パッドにサンプルを読み込む手順を紹介したので、ここでは省略しますが、もしわからなければこちらをクリックして復習してみてください!)

 さて、パッドを叩くと音が鳴るようにセットできたら、まずは空っぽのパターンを選んでおこう。「PATTERN」を押しながら、液晶で何も表示されていないパッドを叩いて選ぶ。これでOKだ。
 準備ができたら「REC」ボタンを押そう。これで録音状態となる。そして「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押そう。この「Shift」ボタンを押しながら・・・というのがミソで、こうすることでメトロノームが鳴るようになるんです。とくに最初のリズムを打ち込む場合は、このガイド音があるととっても便利なはずですよね。ちなみに、ある程度リズムの形ができてきたら邪魔になるので、「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押せば、メトロノームは鳴らなくなる。さぁ、メトロノームにあわせて、まずはキックから叩いて演奏していこう。

まず、サンプルパターンが入っていない空のパターンを選ぶ。「PATTERN」を押しながら、右液晶でなにも表示されていないパッドを叩けばOK。

まず、サンプルパターンが入っていない空のパターンを選ぶ。「PATTERN」を押しながら、右液晶でなにも表示されていないパッドを叩けばOK。

⇒
「REC」ボタンを押す。これで録音準備状態になる

「REC」ボタンを押す。これで録音準備状態になる

⇒
「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押すとメトローム付きでループ再生状態になる

「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押すとメトローム付きでループ再生状態になる

さぁ、演奏して録音しよう!

さぁ、演奏して録音しよう!

⇒
「MASCHINE」ソフト側のトラックに記録される。これはキックとスネアで簡単なリズムを打ち込んだところ

「MASCHINE」ソフト側のトラックに記録される。これはキックとスネアで簡単なリズムを打ち込んだところ

演奏を止めないでループレコーディングする

 「MASCHINE」では、録音した内容を再生(ループ)しながら、別のパッドで演奏した内容を重ねてレコーディングすることも可能だ。そして、そんな上手い演奏を録音するには「REC」モードのオン/オフが重要となる! ボク個人としては、「REC」をオフにした状態で演奏(練習)してみて、気に入った叩き方がイメージできるようになったら「REC」をオンにして録音する。この切り替えをしながら、ループを止めずに追加録音していくのがオススメだぞ。

 ただし、どんな強者でも「オッと」、うっかり演奏に失敗することもあるだろう。しかし、心配はご無用。「ERASE」ボタンを押しながら、間違えた部分で消したい音のパッドを押すと、その部分だけ消しゴムのように消すことができるようになっている。ループ中ずっと押し続ければ、その音をすべて消すことも可能なのだ。
 また、「SHIFT」を押しながら「1」パッドを叩いて、ひとつ前の操作を取り消すということもできる。同じように「SHIFT」を押しながら「9」パッドを叩けば、すべての演奏を消去することも可能だ。さぁ! 気を取り直して再度録音じゃ〜。

まず、サンプルパターンが入っていない空のパターンを選ぶ。「PATTERN」を押しながら、右液晶でなにも表示されていないパッドを叩けばOK。

まず、サンプルパターンが入っていない空のパターンを選ぶ。「PATTERN」を押しながら、右液晶でなにも表示されていないパッドを叩けばOK。

⇒
「REC」ボタンを押す。これで録音準備状態になる

「REC」ボタンを押す。これで録音準備状態になる

⇒
「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押すとメトローム付きでループ再生状態になる

「Shift」ボタンを押しながら「PLAY」ボタンを押すとメトローム付きでループ再生状態になる

⇒
さぁ、演奏して録音しよう!

さぁ、演奏して録音しよう!

失敗した演奏を手直しする手法

 「MASCHINE」では初期状態だと「グリッド」と呼ばれる入力値が「1/16」(16ビート)に設定されているため、16分音符以下のタイミングでリズムの入力(録音)はできないようになっている。
 もし、これよりも細かいタイミングでリズムを録音したければ、本体の「GRID」ボタンを押すと左液晶に表示されるステップグリッド(「1/16」と表示されている部分)を「OFF」に切り換えてみよう。この状態で、パッド「16」を叩くと、完全に叩いたタイミングでシビアにビートが記録されるようになる。つまり、どんな細かな連打も自由に記録できるようになるのだ。

 ただし、細かく入力できるようになれば、当然、レコーディングの際にタイミングを間違ってしまうケースも出てくるだろう。そういう時には、「クオンタイズ」を活用するのがポイントだ。

 「クオンタイズ」を活用すると、設定したグリッドに自動的にフレーズのタイミングを近づけていけるのだ。再度「GRID」ボタンを押して、今度は「5」パッドを叩き「1/16」に設定し直そう。クオンタイズは、この「GRID」で決めた値に近づくようになる。
 そして、「SHIIFT」を押しながら「6」のパッドを一度だけ叩くと、少し16ビートに近づく。再度同じように叩けば、さらに近づいていく。完全に16ビートのオンビートにしたければ、「SHIIFT」を押しながら、「5」のパッドを叩けばOKだ。

「GRID」ボタンを押す

「GRID」ボタンを押す

⇒
右液晶がステップグリッドの表示になる。「16」のパッドを叩き、「OFF」に設定してみる

右液晶がステップグリッドの表示になる。「16」のパッドを叩き、「OFF」に設定してみる

⇒
こうすると自由なタイミングで記録されるようになる

こうすると自由なタイミングで記録されるようになる

再度、「GRID」ボタンを押して「5」のパッドを叩き、ステップグリッドを「1/16」に設定し直す

再度、「GRID」ボタンを押して「5」のパッドを叩き、ステップグリッドを「1/16」に設定し直す

⇒
「SHIIFT」を押しながら「6」のパッドを叩くと、16ビートに近づいていく

「SHIIFT」を押しながら「6」のパッドを叩くと、16ビートに近づいていく

 なお、少しハネた感じを出したい場合には、「SWING」というツマミを右にひねると、横ノリ感がでる。この操作の結果は液晶に表示されないので、ソフトの画面で確認すると分かりやすい。これはリズムのフリカケのようなものなので、お好みで追加すればよい。

「SWING」を使うと横ノリ感を追加できる

「SWING」を使うと横ノリ感を追加できる

「SWING」をどの程度かけたかは、ソフト側に表示される

「SWING」をどの程度かけたかは、ソフト側に表示される

 もうひとつワザを覚えておこう。フィルなど連打を正確かつ簡単に入れる方法だ。これには、「NOTE REPEAT」というボタンを使う。これはパッドと共に押している間、指定のテンポで連打されるという機能だ。
 とにかく「NOTE REPEAT」ボタンを押してみてほしい。押している間は右液晶の表示が切り替わるので、4つのボタンから細かさを選ぶ(値は自由に設定可能)。とりあえず「1/16T」(16ビートの3連)を選んでみるといいだろう。そして、「NOTE REPEAT」ボタンを押したまま、パッドを押さえつけると、その音色が連打されるのが確認できるはず。なに!? 最初から教えろって?
 パッドを押さえつける力を強くしたり、逆に弱めたりすると、強弱がつくのが分かるだろうか。「MASCHINE」のパッドは、微妙な強弱も感知するので、うまく強弱をつけるとリアルなフィル演奏になる。ちょっと練習してみてうまくできるようになったら、「REC」を押してフィルとして録音しよう。

「NOTE REPEAT」ボタンを押す

「NOTE REPEAT」ボタンを押す

⇒
押している間、右液晶の表示が切り替わる。4つのボタンから連打する細かさを選ぶ

押している間、右液晶の表示が切り替わる。4つのボタンから連打する細かさを選ぶ

⇒
「NOTE REPEAT」ボタンを押しながら、音を出すパッドを押すと、自動的に連打される。もちろん録音することも可能

「NOTE REPEAT」ボタンを押しながら、音を出すパッドを押すと、自動的に連打される。もちろん録音することも可能

「ステップシーケンサー」を使ってビートを鳴らす!

 ここまでは人間味のあるビート制作を見てきたが、テクノやハウスなど、電子的で強弱のゆれが少ないオンビート主体のトラック制作には「ステップシーケンサー」でバッチリ対応できる。いわゆる旧来のドラムマシン的なパッドで16ステップをオンオフするおなじみの使い方だ。ダンス系のリズムを作る 場合にはこちらがオススメだ。  使い方は簡単。再生中でも停止中でも構わないので、左上にある「STEP」ボタンを押そう。するとパッドが「1」〜「16」まで順番に点灯するようになる。
音を鳴らしたい位置のパッドを押すと常時点灯するようになり、このタイミングで音が鳴る。消したい場合には点灯したパッドを再度押せばよい。
 音量は初期値は最強だが、パッドで打ち込む直前に左液晶の「VELOCITY」ツマミで設定すると、その値で打ち込まれるようになる。そして、鳴らす音を変更したくなったら、右液晶の「UP」と「DOWN」を使って変更すると音色を変更できる。その変更した音ごとに、パッドで演奏タイミングを指定するという作業を繰り返すのだ。
 元の入力方法に戻すには、左上の「CONTROL」を押せばよい。この「ステップシーケンサー」と通常のコントロールの切り替えは、いつでも可能になっているので、自分で考えて入力のしやすさで選べばいいということだ。

本体左上にある「STEP」ボタンを押す

本体左上にある「STEP」ボタンを押す

⇒
パッドで発音タイミングのオンオフができるようになる。「PLAY」で再生すると光の流れでタイミングがわかる。写真のように打ち込むと、いわゆる「ドン、ドン、ドン、ドン」というキックの4分打ちが可能だ

パッドで発音タイミングのオンオフができるようになる。「PLAY」で再生すると光の流れでタイミングがわかる。写真のように打ち込むと、いわゆる「ドン、ドン、ドン、ドン」というキックの 4分打ちが可能だ

⇒
音色の変更は、右液晶の「UP」と「DOWN」を使う

音色の変更は、右液晶の「UP」と「DOWN」を使う

パターンを増殖させよう!

 パターンがある程度カタチになってきたら、このパターンを複製(コピー)して、さらにバリエーションを増やしていこう。「MASCHINE」ならこういった作業もハード側から簡単に行なえるのだ。
 手順としては、再生中でも停止してても構わないので、まず「PATTERN」と「DUPLICATE」を同時に押そう。この時点で右液晶にはパッド毎のパターンナンバーが表示される。押したままの状態で、コピー元パターンのパッドを叩き、その後続けてコピー先の空いている(まだナンバーが表示されていない)パッドを叩く。ちょっとコツがいるがこうすることで、そのまま同じパターンがそのパッドにコピーされる。
 再生中でもノンストップで複製できるというのが重要で、コピー先のパッドを叩いた瞬間から新しいパターンでの再生がはじまるので、タイミング良く叩くようにすれば、例えばDJ演奏中でも操作が可能だ。複製後は上モノを追加(または削除)して新たなパターンを作成し、以前のパターンと切り替えて演奏する、なんてことが簡単にできる。ちなみにパターンの切り替えは、「PATTERN」を押しながらパターンが登録されたパッドを叩く、これだけだ。

「PATTERN」と「DUPLICATE」を同時に押す

「PATTERN」と「DUPLICATE」を同時に押す

⇒
右液晶にはパッド毎のパターンナンバーが表示される。ナンバー表示がないパッドは空のパッドだ

右液晶にはパッド毎のパターンナンバーが表示される。ナンバー表示がないパッドは空のパッドだ

⇒
押したままコピー元パターンのパッドを叩き……、

押したままコピー元パターンのパッドを叩き……、

⇒
同じように押したままコピー先となる、空のパッドを叩く。これで同じパターンを複製していくのだ

同じように押したままコピー先となる、空のパッドを叩く。これで同じパターンを複製していくのだ

#
本体サイズ
  • ●Mac OS X 10.5 またはそれ以降、 Intel Core Duo 2 GHz(2GB RAM)
  • ●Windows XP(SP2、32 Bit)/Vista(32/64 Bit)/ Windows 7(32/64 Bit)、Pentiumまたは Athlon XP 2 GHz(2GB RAM)
  • ●DVDドライブ、フルインストールには6GBのディスク空き容量が必要
  • ●対応インターフェイス:スタンドアロン・アプリケーションとして、またはVST/AudioUnits/RTAS(Pro Tools 7/8)としてプラグイン  動作可能。ASIO、Core Audio、DirectSound、WASAPI対応

本体サイズ

295×320×60mm、1811グラム、MIDI In/Out、Kensington Lock

#
Native Instruments MASCHINEに関するお問い合わせ先

株式会社ディリゲント
info@dirigent.jp
〒104-0061 
東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館3F
TEL :03-5159-1821
http://www.dirigent.jp

MASCHINEの詳細の連絡先

#
#