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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

GENELECモニターがプロに愛される理由

創設者インタビュー

ジェネレック創設者 イルポ・マルティカイネン氏

ジェネレックブランドを創設し、自身の 理学博士としての高い技術力で、同ブ ランドの開発を牽引してきた、会長の イルポ・マルティカイネン氏

──そもそもジェネレック社は、どのような背景で生まれたのですか?また、なぜスピーカーを開発したのですか? 

イルポ:最初は趣味でハイファイスピーカーを作っていたのと同時に、アンプもやはり個人的な趣味で作っていました。真空管アンプの時代からそのようなオーディオ製品を開発する背景は持っていたんです。もちろんトランジスタのアンプにも興味はありました。「なぜスピーカーを作ったか?」というご質問ですが、フィンランド国営放送から、「モニタースピーカーは作れるか?」という要望があったことがきっかけですね。それから私は、「モニタースピーカーというのはハイファイスピーカーとどのような相違点があるのか」、また「モニタースピーカーとはどういうものなのか」という疑問を抱き、研究を始めたんです。

──ハイファイスピーカーとモニタースピーカーの違いはどういったことでしたか?

イルポ:モニタースピーカーは、ハイファイスピーカーと違い、「何も加えず、何も引かず」が基本です。研究の結果、この「何も加えず、何も引かず」と、音のキャラクター、再生の機能、試聴環境に適応できるような適応力、信頼性、保守部品の供給、製品としての一貫性などが、プロ用のモニタースピーカーとして重要であることがわかりました。1976年にフィンランド国営放送局から依頼を受けてから、2年間を製品の開発に費やしました。


──現在の人気モデルで小型モニターの8020、8030、8040は、世界中のスタジオやホームスタジオで使われていますが、もともとのコンセプトはどういったことだったのですか?

イルポ:コンセプトは簡単ですよ(笑)。各モデルのサイズに適したカテゴリーがあって、ベストソリューションとして、どんなサイズでどんな価格で提供するかを考えているだけです。70年代の創設以来、「アクティブタイプ」という基本コンセプトも変わっていません。そのため、まず第一に「アンプを内蔵する」。そして、「できるだけ与えられたサイズでコンスタントな指向性を実現する」。さらに、「この3つのモデルは、8000シリーズとして、プロダクションのファミリーになっている」ということです。つまり同じ外観で、同じメタルの構造でできているのです。

──大きさが異なるモデルで、同じ性能を維持することには苦労されたのではないですか?

イルポ:多くの研究を行ないましたし、多くのお金も使いましたし、多くの時間も費やしました(笑)。非常に大きな投資でした。

──サイズの大小にかかわらず、同じように出力できることには、何か秘密があるのですか?

イルポ:特に秘密があるわけではないのですが、それが会社の創設当時からの哲学でもあります。それが放送局では必要なことなんです。なぜなら放送局には、色々なサイズの部屋がありますから、その部屋に応じた色々なサイズのモニタースピーカーが必要なのは当然のことなんです。例えばTVの中継車では、より小さい部屋にモニタースピーカーを設置することになりますし、放送局からは、このような様々な環境に応じた大きさのモニタースピーカーの要求があるわけです。しかも、どの環境でもそのサウンドは、「ニュートラル」でなければならないという制約がありますからね。これが、「何も加えず、何も引かず」といった基本です。その基本性能をすべてのモデルで共通にするために、金属の加工やバスレフの構造など、技術的にカバーしているのがジェネレックのスピーカーの特徴と言えるでしょう。

↑放送局や大型スタジオでの実績が高いジェネレックでは、近年デスクトップユーザー向けの小型モデルを数多く開発している。小型ながらラージモニター譲りの豊かな低域再生を実現しているのは、同社のコンセプト通りだ

↑ジェネレックのラージサイズのモニタースピーカーは、世界中の大型レコーディングスタジオで、スタンダードモデルとして導入されている。写真は、その一例でエイベックス本社内にあるエイベックススタジオに設置されている 1035B

↑「ジェネレックは、ラージサイズからスモールサイズまで、一貫した構造で作っている」というコンセプトを教えてくれたイルポ・マルティカイネン氏(写真右)と、国際セールスマネージャーのラルス・ウーロフ・ヤンフルード氏(写真左)

8000シリーズ オリジナルテクノロジー解説ムービー(日本語吹き替え版)

ウェイモニタースピーカー8000シリーズ

8020C登録楽器店で探す 8030B登録楽器店で探す 8040B登録楽器店で探す
価格:
¥55,650(1台)
寸法:
242(H)×151(W)×142(D)mm
価格:
¥84,000(1台)
寸法:
299(H)×189(W)×178(D)mm
価格:
¥147,000(1台)
寸法:
350(H)×237(W)×233(D)mm
問:オタリテック(株) TEL:03-3332-3211 http://www.otaritec.co.jp

↑同社の小型モニターは、エンクロージャー内にゆるやかなカーブのパイプを作ることで、内部の空気の流れをスムーズにし、豊かでスピード感のある低音再生を実現している